十体法5 異貌体 

自分の中の見知らぬ自分になる

ゆらぎ瞑想などで意識を鎮め、
秘筋、秘関、秘腔など日常体が忘れ去っているからだの
各部位に秘められているクオリアを開いていく。
じょじょに細胞に記憶されている内クオリアがうごめき始める。
ごくごくかすかなサブシグナルを見つけそれについていく。

影、not-me、くぐもり、解離された人格、異性の自分、
原生夢、夢魔、白昼夢、思い出せない記憶、生命記憶、
赤子、老人、狂者、瀕死者、死者…
時空を越えて無限変容する秘められていたからだ、
彼らこそ、自分の全体の真の住人たちなのだ。


秘筋・秘腔にサブボディがひそむ

意識されている大きな筋肉で動く雑なからだは意識にとってのメインボディであり、
下意識の管轄下にある秘筋、秘関、秘腔から動くからだは意識の知らないサブボディである。
そこの細胞には無数の生命記憶とサブボディがくぐもっている。
恐怖で身をすくめた記憶は秘筋のこわばりと結びついている。
喉元や舌の付け根の秘筋には、言いたかったのに言えなかったことが閊えている。
顔の秘筋には出遅れた感情、表情がすくんだままになっている。
やりたかったけれどできなかったこと
切望していて忘れてしまったこと、
かなえられなかった願い、欲望、衝動、
解離されてしまった人格、影、ノットミー、
抑えられて封印されたからだが無数に潜んでいる。
息をつめてかがんだ姿勢のまま何十年もうずくまっている。
かれらはみな自分の全体の住人たちだ。
その小さな人たちにからだごと共振して、この世に出現させてやる。
すこしずつ友達になる。
自分の全体を、その真の住人たちに返してやる。
自分の全体は自我のものではない。
サブボディ=コーボディたちの楽園なのだ。

秘筋・秘関、秘腔のためのツイストストレッチ

表層筋を止め、秘筋だけで動く訓練をすることによって、
一挙に見たこともない動きをするサブボディがでてくる。
秘筋は命の創造の宝庫なのだ。
だが、そのためには日常体の制約からからだを解き放たねばならない。
秘筋は表層筋の下を斜めに走っているので、
通常の運動選手がするようなまっすぐなストレッチでは秘筋は活性化されない。
からだを伸ばした伸展位で極限までねじり、ねじり返す。
また、折りたたまれた屈曲位でねじり、ねじり返す。
骨盤や肩甲骨、肋骨などを極限までねじった姿勢で、四肢や首をさらに動かし、
触れたこともない未知の空間に未知のクオリアをまさぐる。
骨盤、肩甲骨、背骨、肋骨、あご、顔、舌、目などの
秘関、秘筋を三次元方向にねじりながらストレッチする。

体腔音を開く

骨盤や肋骨の秘筋を動かすと、胸腔、腹腔がさまざまに変形する。
そして、呼吸とともに、自然な体腔音が出てくるに任せる。

喉の緊張を解いて体腔と口腔、鼻腔の共振を開く。

舌の付け根にくぐもっている情動を開く

喉や舌の付け根を締め付けると、そこには無数の出てこれなかった
感情や思いが立ちすくんでいることに気づく。
言いたいのにいえなったことが立ち止まって閊えている。
目や口や頬の秘筋の細胞にも、無数の出てこれなかった
表情のクオリアが封印されている。
それらを少しずつ解いていく。
秘顔や秘声のクオリアとからだの秘筋の動きに共振をみつける。
それらを総合すると、無数のサブボディをからだから発掘できる。
自我や超自我によって切り捨てられ解離された影やnot-meたちは、
秘筋・秘関や秘腔・秘膜で動くからだとともにある。
それらが異貌体たちだ。
からだの闇から一体一体丁寧に掘り出していく。
磨き上げながら友達になる。
自分の全体がじょじょににぎやかになっていく。
潜んでいた闇の住人たちが饗宴をひらく毎日になる。
ほかの人のサブボディとも容易に共振する。
それがサブボディ=コーボディの暮らしだ

異貌の自己になる

燃える行灯を抱えて転げまわる女
蕩け、腐り落ちていくからだを支えて必死にいざる病人、
腰を抜かした大男、
逃げる少女、
追いすがる老婆、
多数多様な住人たちが這い回り、転げまわっている。

無数の異貌の自己となって、からだの闇を踊りめぐる。
それが自分の全体の旅だ。



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調体四番 獣調体
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