虫の歩行5 虫の歩行から、固有の序破急へ


虫の歩行の序破急は土方からの贈与である。
これを縦横に駆使して、自分固有の序破急と花秘謎を創る。


0.虫の歩行を、さまざまな体位やさまざまな秘蔵クオリアで練習する。

虫の歩行1から4までを終えたら、つぎは床に転がる臥位や、いざる座位、
四つ足の獣位など体位を変えて練習する。
虫の歩行、虫の転行、虫の這行など、それぞれに味わい深い動きがでてくる。
それぞれを、秘筋、秘関、秘液、秘腔、秘膜のどれを主にして踊りたいか、命に聴く。
これらを組み合わせて、自分固有の序破急と花秘謎を探り出す。

1.<序> どの姿勢で、どんな時間性で始めるかをみつける


どの体位からはじめるか、からだに聴く。
<序>の体位をみつけ、
その体位で虫の歩行あるいは転行をはじめる。
どんな時間性の序破急がふさわしいか、
はじまりの時間性をみつけ、その時間とリズムで<序>のパートを創造する。
14から16のプロセスで最初の世界が崩壊し、異次元が開畳される。
そしてその世界で生きる次の<破>パートのボトムボディに変成する。

2.<破> 固有の秘蔵クオリアを開く


序破急のそれぞれで、最適の時間をみつける。
最初の序が10分かけて変成する時間性を持っているなら、
次の破のパートはそれとは異なる3分、
あるいは15分を費やす序破急で行う。
それぞれのサブボディは独特の秘蔵クオリアをもち、
独自の時間性を持つ。
それに従う。
土方は虫の歩行の原テキストで、
もっとも基本的な序破急変成のプロセスを示してくれている。
まずはそれをみっちりからだにしみこむまで練習して身につけた後、
それぞれのサブボディにふさわしいチャンネルあるいは秘蔵クオリアと、独自の序破急をみつける。
たとえば、原始の海に漂っていた単細胞時代の生命にとっては
世界層の秘膜は海そのものであり、
細胞膜の内外の不即不離の距離の秘膜層しかもっていなかった。
サボボディのもつ秘膜に応じて序破急も変わってくる。
破は、いくつもあっていいが、最初は三段の破で行うとよい。
破1、破2、破3と破の三段階をどの秘蔵クオリアを開いて踊りたいか、
秘関、秘筋、秘液、秘腔、秘膜のうち、何をメインで踊るか、命に聴く。
例えば、破1を秘関で踊れば
破2は秘液、
破3は秘腔で踊り、音像チャンネルを開くなど、
自分のサブボディの特性を見つけ、一つ一つを花にまで磨き上げる。
それぞれのサブボディは独自のリズムやテンポを持っている。
どんなみすぼらしいサブボディでも、たったひとつのベストタイミングを見つければ
それは花に転化する。それが舞踏の序破急マジックなのだ。
考えて創るのではない。
絶妙の序破急を命が見つけてくれる。
実にさまざまな時間性と独特の秘膜の空間性のなかでサブボディは生きている。
それらをすべてたどりぬいて自分の全体を旅するのが<破>のプロセスだ。

3.<急> 世界層にいたる

<破>の変幻をたどるうち、やがてのっぴきならない世界層の秘膜にぶつかる。
命はいつもこの世界層の秘膜とともに震えている。
もうこの世界では生きていけないという、世界層の秘膜を見つけたら、
世界に対する違和感、ギャップ、
世界からやってくる圧迫や束縛感などに対し、命に問う。
この世界をどうしたいのかい?
どう変えたいのか?
どういう世界で生きたいのか?
ひとつの世界層が壊れたのちに開かれる
新しい異次元を見つける。
そしてそこに転生するサブボディになりこむ。
それがきみにとっての<急>の踊りになる。
もっとも深いクオリアが刻印された秘膜層だ。
こうも生きれる、ああも生きることができる。
どんな惨めに衰弱したサブボディにも生きる方法がある。
それを発明し、世界と分かち合うことが創造なのだ。



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