多数多様共振

1.多様な距離で共振する

灰柱で立ち、ひとりが微細な動きからサブボディダンスを開始する。ほかの人は、遠くから共振するひともあれば、中間距離まで近づいて共振するもあり、また不触不離の皮膜の距離まで近づいてサブボディのからだの微細なゆらぎを味わうもあり、さまざまな距離で自在に共振しつつ動く。

2.多様な角度から共振する

サブボディのからだになりこんで、一緒のクオリアを咸じながら同じ動きをする共振もあれば、そのサブボディの周りの世界になりこむ共振もある。サブボディが胎児ならば周りの人は子宮の羊水になる。胎児が嵐の夢を見れば周りの人は嵐になる。サブボディの動きに影響される受動的な共振もあれば、サブボディに流れを送る共振もある。

3.多様なチャンネルで共振する

体感や動きのチャンネル以外に次々とさまざまなチャンネルを開いて共振していく。

触覚チャンネル:サブボディが何かを触れれば同じものを触る。なにかに動かされていれば同じものに動かされる。

音像チャンネル:サブボディのからだになりこみ、そのからだから発する音像で共振する。

感情チャンネル:サブボディが感じている情動や感情と同じ感情に突き動かされる。

関係チャンネル:サブボディが何かと関わっていれば、同じものと関わる。あるいはそのものになってサブボディと関わる。

世界チャンネル:サブボディが感じている世界像と自己像を共有して動く。サブボディと同じ世界に入り同じ自己像で動くこともあれば、サブボディの感じている世界像の側になりこむこともある。

4.微細さの限りで共振する

サブボディが微細なクオリアを咸じて動いていればそれと同じだけ微細なクオリアを感じて動く。衰弱体になれば同じかそれ以上に無力なからだにならなければ共振できない。だが、微細なクオリアを共有できればできるほど、人はそれがいかに味わい深いかを知ることになる。サブボディはいつも日常の意識では決して咸じ分けられない微細で精妙なクオリアに震えている。その精妙さを共有できることがいかにすばらしいか、それは体験してみない限りわからない。

以上のように、マルチな距離で、マルチな態度で、マルチチャンネルで、マルチな微細さで、要するに総じてマルチ次元で、共振できるようになるまで練習する。なれればさまざまな次元から次元へ、フレキシブルに切り替え、自在に共振を楽しむことができるようになる。

人間のからだに、マルチ次元共振体への生成変化が起こる。

日常意識を止め、サブボディの世界に入りきると、自己と他人の間の境界が見事に消え去ることを体験できる。そこではほかの人のサブボディで起こっているごくごく微細なクオリアの震えを聞き分け、微妙に共振することができる。命のゆらぎそのものに触れ合うことができる。これ以上の深いコミュニケーションはないと思えるほど、深い味わいのかかわりを持つことができる。


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