変容法 リゾーミング2 多次元変容


リゾーミング・テクニックがドリームボディ・ワークの中で
より一層具体的な技法として定着した。

リゾーミングとは、リゾームになる技法だ、と前項で述べた。
それは、下意識や夢の中の動きと、サブボディの動きを導く原理のひとつとして
人間の日常体ではない動きの原理として10年前に見出されたものだが、
これまでは、「からだの一部、または内部から変成が起こり、じょじょに全身に波及していく」と、大雑把にとらえらるにとどまっていた。
それがドリームボディ・ワークを推し進める中で、夢の文法を学んでいくにつれ、
つぎつぎとドリームボディからサブボディに変換する技法が掘り出されてきた。

リゾームになるとは、多次元に変容するからだになることだったのだ。

夢の中で起こることは、3次元に規定された日常の現実を越えている。
常識では考えられないことが次々と起こる。
時空を越えて、多様な多次元的変容が起こっている。
リゾーミングとはそれらをすべて技法化して自分のものにしていくことだ。


1.増幅

これはいままでのもっとも一般的なリゾーミングにあたる。
からだの一部または不可視の内部から、あるクオリアによる変成がおこり、
それがじょじょにからだの他の部分にまで波及していくものだ。
変成はじょじょに進んだり、一挙に起こったりする。
日常にない速度で動きや変成が起こっていくからだになる。
夢の中のからだの変容はこのように起こっている。
仔細に夢を観察すれば無数の手本がそこにある。
このために、からだを日常体が意識していない無数の秘められた筋肉や関節、
体腔などに分割し、部分部分の変成をコントロールできる技術を身に着ける必要がある。
(次項のリゾーミング3 無限細分化技法を参照ください。)

2.縮退

まず、原生夢をもとにドリームボディの動きを創る。
つぎにその動きを最小限のサイズにまで縮小していく。
からだ全体の動きをからだの一部の動きに縮小したり、
最後は灰柱の歩行で起こる微細なゆらぎにまで縮小する。
それらの縮小されたゆらぎを灰柱の歩行に振付けていく。
すると、みかけはまったくただの灰柱の歩行と変わりないが、
そのひとつひとつのゆらぎが自分固有のサブボディの動きのクオリアで満ちたものになる。
これができると、灰柱のひとつひとつのゆらぎから、いつでも自在にサブボディの動きに
展開していくことができるようになる。
かたちだけの灰柱の歩行や寸法の歩行から
それを自分独自の踊りの巣をたたえた<序>へと転換できる。
そこではあらゆる兆しが、踊り手だけの秘密として秘められている。
<図地兆>における<秘兆>とはこのことだ。

3.焦点化

からだ全体に秘められたサブボディの巣のクオリアから、
からだの一部だけの変成が起こる。
一部分に焦点を当てられた変容が起こる。
この変容は強度に満ちているので、ひとつの踊りの中の<花>ともなりうる。
<花>はときにからだ全体の動きともなるが、
ときに一小部分の変成が<花>となりうるのだ。

4.連結・分離

リゾームは、いつどこででも、連結したり、分離したりできる。
クオリアは共振するひもだからだ。
ひとつのクオリアにみちたからだの一部が別の部位とふれあい、
くっつき、ひとつになる。
セルフコンタクトは、関係チャンネルである。

5.混成

夢の中ではときおり自分がいくつもの別の要素に分解されて出てきたり、
それがまたひとつに混成したりする。
それを踊りの中で見せるのがマージング変成だ。
からだのある一部は岩であり、別の一部は荒海であるようなからだになる。
半身が殺人者であり、別の半身がその犠牲者であるようなからだは、
矛盾と秘密に満ちた異様なものとなる。
そんなものがどうして起こるのかは踊り手だけの秘密となる。

6.成りこみ

舞踏の本質はなりこみにある。
全身全霊でこの世ならぬものになりこむ。
人間の殻に閉ざされた生き方がいかに閉ざされたものか、
舞踏家は異界に転生して新しい生のありようを開いてみせる。
あらゆるリゾーミング・テクニックはそのために捧げられる。

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