灰柱の歩行 |
自全(自分の全体)を運ぶ。無数のサブボディが出現したがっている。世界と共振しだしている。その気配をすべて携えて歩く。下記のようないくつかの段階を通る。一歩ごとに足が重くなる。無限に重くなっていく。 灰柱の歩行 フィジカルなからだはすべて巨大な炎に包まれて燃え尽きてしまう。人としての心や精神や魂も燃えてなくなる。どこかに逃げ出してしまったのか、空っぽのからだになる。後に残ったのは、かろうじて突っ立つ灰柱だけだ。それを注意深く運ぶ。上空の大気から冷たい空気が降りてきて、冷えきった灰柱のからだを運ぶ。無の歩行。ここから一切が始まる。
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