探体法6 原生クオリアを探る

からだへの耳の澄まし方には順番がある。
からだを探るときは次のような原則に沿って
「人間」から遠いクオリアから耳を澄まし始める。

原則1 もっとも原生的なチャンネルである体感チャンネルから聴き始めること

原則2 からだの中では、意識から遠い体底のほうから聴き始めること

原則3 聴くときはより原生的なクオリアあるいはより微細なクオリア、
動けないとか、動きにくいとか、動かされるとか、
わずかにしか動けないとかというクオリアから聴き始めること。

これに反して、指先や、思い付きなど
「人間」の意識に近い部位から聴き始めると
出てくる動きも日常体の枠に制約されたものしか出てこない。
意識を十分に休めることができないときには陥りがちだから
特に注意するように。
いつも人間から遠く遠くへ、
生命の原基のクオリアへ近く近く、
と志向し続けることが大事だ。

各チャンネルに沿って具体的に述べていこう。

1.体感チャンネル

・意識から遠い部位の体感から聴き始める。
立位の場合は足の裏、座位の場合は体底から聴き始める。

・重さに聴く

もっとも根本的なクオリア、重力から聴く。
わずかな重心移動に耳を澄ます。
重心移動がもたらすからだの他の部位への影響を微細に聴く。
これは地球に生を受けた生命がすべて、
望むと望まないにかかわらず味わってきたクオリアだ。

・空気を聴く

内呼吸を聴く。

新鮮な酸素が体内各部位の細胞にいきわたるときの
クオリアの変化に耳を澄ます。
それに伴って伸ばしたければ伸ばす。
縮めたければ縮める。

大気とかかわる。

風があれば風を味わう。
風のクオリアが外界から体内に流れ込むのを聴く。

・日光を聴く

外界ならば太陽光線に耳を澄ます。
あらゆる生体の細胞は太陽光線によって
光受容たんぱく質が変化する。
目を使わなくても光を感知している。
光と闇のクオリアのゆらぎを味わう。

(この項続く)

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