探体法20−2 <鮮深必>2


1 鮮

からだの闇を探りながら、これまでに味わったことのない新鮮なクオリアに触れたら、
迷わずそれについていく。
どんなものでもいい。
これまで閉じ込められていた日常体のくびきを破るものならなんでもいい。
善悪、良否の判断をしない。
今までそれに囚われてとんでもない目にあってきたのだから。
あるかないかのかすかなシグナルに、からだごと乗り込んで増幅していく。
極限まで増幅して、そのクオリアが導く世界を探索する。
出てくる新鮮な動きをとことん味い、自分のからだを拡充し、解放していく。

2 深

鮮のなかで見つかったサブボディの体感や動きのクオリアと、
からだの闇に眠っている内クオリアとの結びつきを探る。
なんだか分からないが、この動きはからだの深いところとつながっていそうな気がする
というものにぶつかったら、とことんそれを探求する。
自分にしかない、かすかなひっかかりのようなクオリアだ。
思い出せない夢や、潜在記憶、命の固有のこだわり、
それらは無意識領域にあるため、意識では取り出せない。
ただからだごとサブボディに乗り込んで味わっているうち、
それらの潜在クオリアが共振してうごめきだす。
とりわけ、秘蔵関節や、秘腔、秘筋など、下意識の管轄化にある部位を
さまざまに動かしているうちに、そこに長年封印されていた内クオリアが動き出す。
それは世界のどこにもない自分固有の命のふるえだ。
意識、下意識の区分を超えて、自分の全体がひとつになっていく。
それに従い、増幅していくと、かけがえのないたったひとつの動きが出てくる。
それを命の絶対的創出にまで磨き上げていく。
<鮮深必>の深は、個性化と自己実現にいたる坑道を掘るためのメソッドだ。
個性化と自己実現は、ユングが使い出した概念である。
ユングにとっては、それが人生の最終目標だった。
当時のヨーロッパ文明の中ではそれだけでよかった。
だが、今やそこにとどまっているだけでは、いまだに現代最大の元型である
「人間」という囚われたままなのだ。
以下の必は、急ぐことはない。
急いでも見つかるものでもない。
ただ、永遠にそれを探求し続ける。

3 必

人間を超えて、命に至るのっぴきならない道を見つけるのが必だ。
生きるためになくてはならない踊りを見つける。
朝にそれを見つけたら、夕べに死すとも可なり、というような必須の創造だ。
なかなかそんなものが簡単に見つかるわけはない。
だが、生きるために必要なのっぴきならない創造とは何なのかを探り続けることが、生きることなのだ。
日々刻々命に聴き続ける。
何が一番したいのかい?
どんな世界を創りたいのかい?
これは自他の分け隔てを超えた命の世界へ至る道なのだ。




●関連技法

鮮深必1
鮮深必3

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