探体法18 闇のクオリア |
●闇のクオリア 人間は日常生活では視覚を通じて入ってくる情報に頼りすぎている。 それがあまりに強いので、命が視覚以外のさまざまなクオリアを 感じていることに気づきにくくなっている。 目隠しをして外界を歩くと、はじめて 命が視覚以外のあらゆるチャンネルを通じて 世界と共振していることに触れることができる。 クオリアとはなにか? 新入生からこの質問があると、 目隠しをして庭を歩いたり、 目隠しをした人に外からいろんな刺激を与えたりして 命がさまざまなチャンネルでいろいろなクオリアを 感じていいることを実感してもらう。 命が感じるクオリアには 重力や光、音、風、物などの 外部の物理的なものに対して感じる外クオリアと、 外部との相互作用なしに内部で感じている 記憶や直観、想像力などの内クオリアがある。 闇を歩くと命がそれらを同時に感じていることを体感できる。 闇の中からはさまざまな元型イメージも立ち上がってくる。 闇は命が共振しているものに触れる貴重な勉強の場なのだ。 |