探体法11  ドリームボディを踊る

ドリームボディになる

各人固有の原生夢の世界に入っていく。
その人にとってもっとも根底的な夢だ。
原生夢を探れば、その人が誰であるかのヒントを手にすることができる。
一生のうち何度も繰り返し探検する値打ちのある領土だ。
夢見るからだをアーノルド・ミンデル
ドリームボディと名づけている。
リームボディとサブボディは
切っても切り離せない兄弟だ。
もともと同じからだの闇=下意識から出てくるものだ。
両者にはほんのわずかの差異がある。
夢の場合は体が動かない。映像チャンネルだけで見る。
これに対しサブボディはそれにからだの動きを与える。
全チャンネルを開いて、
からだごと夢の世界に乗り込んでいくのがサブボディだ。
ドリームボディにからだを貸し与えるのが
サブボディだといってもいい。
逆にドリームボディ-夢とは、
からだを動かさずに映像チャンネルだけで見る
サブボディ劇場である。

1.静かに横たわり、半眠半覚状態になって瞑想する。
からだの闇から立ち上がってくる
眠りに落ちる寸前のからだの心地よい快感や
からだを駆け巡るさまざまな微細なクオリアを味わう。
そのなかで、自分にとっての原生夢を思い出す。
何度も繰り返し見て忘れることができない夢や、
これまでの人生で見た一番ひどい悪夢など、
だれでも一つか二つは持っている強烈な夢が原生夢だ。
とりわけその夢の中の世界像や味わった体感を詳しく思い出す。
2.その夢の中で味わう体感や世界像や、あらすじをメモに書く。
3.半眠半覚のまま、床を脱力して転がる。
自分ではなく、何かに動かされている体感を思い出す。
4.二人で並んで交互に乗り越えながら転がる。
ほかの世界がドリームボディに乗りかかってきたり、
運ばれたりする体感を味わう。
5.全員で並んで転がりヒューマンオーシャンになる。
最後尾の一人がヒューマンオーシャンの上に乗り上げ
順々に運ばれる。夢の世界でたゆたう体感を味わう。
6.全員が重なり合ってヒューマンマウンテンになる。
下の人が頂上に乗り上げ、また沈んでいく。
全員でわけの分からない多次元世界に巻き込まれている
夢の多次元的な体感を楽しむ。
7.疲れたら、ヒューマンマウンテンのどこかに
心地よく休める場所を見つけて静まる。
8.そして、一人が自分の悪夢を語りだす。
語り終えると夢の中の自分の体感を味わいつつ動き出す。
9.ほかの人は主人公の体感か、
夢の世界の事物かになりこんで一緒に動く。
10.一人が終えたら次の人に夢に入る。
11.全員の夢がすんだら、30分間の自己探体に入る。
12.今日語った夢の体感から出てくる動きを探す。
ほかの夢も思い出したらその夢の動きともつながりを見つける。
13.見つけた夢の動きを動きを、ほかの人に見せあう。
ほかのひとはそれをあたかも自分の夢の
続きであるかのように見、体の中に沸き起こる共振を味わう。
14.すべて終わったら、
半眠半覚瞑想をしながら、夢に問う。
きみはどこから来たんだい? 
そして、どこへ行こうとしている? 
わたしに何を告げたいのかい?
すぐに答えが返ってこなくていい。
このサブボディプロセスの最後になってはじめて
なんらかのつながりが明らかになる。
あるいは、何年も後にふと気づくことがある。

原生夢はわたしたちの創造の宝庫だ。
なによりも忘れられない強烈な体感が伴うのがいい。
すべてが自分の命の、あるいは自全の創造物だ。
それを材料に無数の多彩なサブボディダンスを
見つけていくことができる。
そのプロセスをサブボディとなってたどりぬくことで、
自全の未知の領域を旅することができる。
見知らぬ自分と友達になることができる。


●ドリームボディとリゾーミング・テクニック

ドリームボディになりこむのは、
リゾーミング・テクニックを身に着けた後にやるのが
最適のタイミングとなる。

リゾーミング・テクニックは
私自身が悪夢を元に踊りを作る中で見出されたものだ。
夢が次から次へと変容していく体験の中から
異次元開畳という下意識世界独特の展開の仕方と
それを実現するリゾーミングテクニックが発見された。

リゾーミング・テクニックとドリームボディは
とても相性がよい。
ともにからだの闇の世界を探る大きな手助けになる。

→リゾーミング探体

→リゾーミング変容

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