探体法10 微速動八覚探体 |
●微速動体位変換・八覚リゾーミング 探体9の「八覚リゾーミング ブロック アンド リリース」の練習は 最初は座位で行い、 体底呼吸とともにボトムからリゾーミングが 始まることを練習する。 次の段階は、できるだけゆっくり立位、中間位、臥位など任意の体位に姿勢変換しながら からだの任意の部位からひとつのクオリアが広がり、 からだ全部に及ぶ八覚リゾーミングを体験する。 体底から変容が始まるボトムリゾーム、 四肢の先から始まるエッジリゾーム、 腰や胸の丹田から変容が始まるセンターリゾーム、 頭から始まるトップリゾームなどが組み合わさっていくと、 これまでに味わったことも見たこともない、 面白い舞踏がからだの闇から立ち現れてくる。 ●微速動ブロック アンド リリース・八覚リゾーミング・ さらに、速度を落とし、超微速動で姿勢を変えつつ、 そのプロセスを無数の細かい動きに切り刻み(=微分し)、 その一つ一つの動きの一瞬ごとに 八覚リゾーミング・ブロック・リリースを味わう。 1.寝転んで床の上をゆっくり転がる中で、 微速動八覚リゾーミング・ブロック・リリースを行う。 2.座位や低い姿勢から、 別の姿勢へゆっくり変化する中で 微速動八覚リゾーミング・ブロック・リリースを行う。 3.立位から、低い姿勢へ超微速動で変化しながら (あるいはその逆の臥位から立位への変容)、 そのプロセスを微塵の細かい動きに切り刻み、 一瞬ごとに八覚リゾーミングを行う。 以上の練習方法で、1時間の探体を行う。 この探体ができるようになると、 練習プロセス自体が、すなわち、 思いがけない踊りに転化していくことに気づく。 探体即舞踏の境位にいたる。 いつどこでも、透明な舞踏が弾けはじめる。 その中で、自分の深いところにつながっていそうな 動きを見つけたら、その動きをしっかりからだに刻み込み、 何度も繰り返す。 同じ振り付けを何十回も違った状況の中で展開するうち、 そのサブボディは自分の盟友になる。 思わぬときに自分を助けてくれる生涯の友になる。 |