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呼吸法0 多次元微細呼吸

荘子に、「真人は踵(かかと)を以て息をし、衆人(しゅうじん)は喉(のど)を以て息をする」という一節がある。
これは人間としての呼吸だけを考えれば,体の底から息をするボトム呼吸を指しているとも捉えうるが,
老子や荘子のタオは、天地人をひとつに貫く巨きな生命潮流のようなものを指すと受け取るのが最も自然だ。
生命の立場に立てば、この踵呼吸は前の「生命の呼吸」に通じていることが分かる。




常人が喉で呼吸するのは、肺呼吸だけが呼吸だという人間的な観念に囚われているからだ。
伝統的な呼吸法も、腹式呼吸やボトム呼吸にあまりにも長い間囚われてきた。
だが、肺で呼吸しているのは生命の内ごくわずかの種に過ぎない。
自分を人間だと思い込みすぎると、私たちが10兆の細胞の共振体であることを忘れてしまう。
一つひとつの細胞は、軟体動物や単細胞生物のようにからだ全体で呼吸している。
命の呼吸を会得するには、10兆ある体細胞に学ぶことが肝要だ。
そして、踵だけではなく,からだじゅうの微細な部分が多次元的に呼吸している
「多次元微細呼吸」を行うことが、生命の呼吸感に近づく事を助けてくれる。

涌泉を開く


足の中心に涌泉というツボがある。
ここは足の秘関の集中点でもある。
このツボを開閉することで、長いリズムの生命の呼吸を感じる。
また、通常の微細な呼吸につながってもいい。
「真人は踵で呼吸する」という感じがどんなものか,よくわかる。
大地や天の動きとからだが一つになる呼吸だ。

からだの百丹で微細に呼吸する

さらに、足の小指側の足刀や、踵の各部、拇指球から小指球などの各点を少し押したり反らしたりしてして呼吸する。
脛、腰,胸の肋骨の一つが三次元方向にかすかに動かして呼吸する。
秘腔や秘関,秘筋の一つ一つの動きが呼吸につながるのを感じる。
部位によって味わいが微妙に異なる。
その差異を楽しみ,味わい、深めていく。
文字通り身体各部の百の丹田で微細に違ったふうに呼吸する。

多次元クオリア共振で呼吸する

さらに、その動きが記憶や情動や夢や想像や妄想につながっているのをかんじる。
死者や他界や異次元とも共振している。
生命の呼吸は、物理的なものだけではなく、
外クオリアのみでもなく、時や空間を超えて記憶や夢や感情とつながった
無限に多次元的なクオリア共振なのだ。
この呼吸を絶えず行うことが、多次元に共振する生命に成り込むことを助けてくれる。
寸法の歩行から,虫の歩行,土方の赤い神様と進んできた段階の生徒にとって、
次の段階に進むことを、もっとも助けてくれるのがこの呼吸法だ。
肺呼吸から解放されると、無数の呼吸法が見つかる。
各人で新鮮な呼吸法をみつけて実行することを勧めます。




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