仙骨呼吸

最大の秘密関節である仙腸関節を呼吸とともに、三次元方向に開閉する。
続いて、仙骨関節から、他の秘密関節、胸鎖関節、手足の第四関節、頭頚関節、顎関節、内臓などへのクオリア流のつながりを開いていく。

.仙腸の前後開閉

仙骨と左右の骨盤の腸骨の間に呼吸とともに空気を送り前後に開閉する。
仰向けに横たわり、つま先を上に向ける。
呼吸とともにつま先と骨盤を開閉する。最初はつま先・骨盤を開くとともに吸気する。じょじょに大きく増幅する。
次に反対に吸気とともにつま先・骨盤を閉じ、仙腸関節に呼吸を送り広げる。
骨盤の開閉と、仙腸の開閉は逆になる。

呼吸とともにつま先を回す。じょじょに大きく回していくと膝も伴ってまわる。さらに増幅すると骨盤とともに両足全体が大きく回る。つぎに呼吸とともに反対方向に回す。

.仙腸の上下開閉

呼吸とともに、腸骨の上端を広げ、妊娠した女性の骨盤の状態を味わう。
徐々に増幅し、10ヶ月目の骨盤状態にまで広がったとき、出産を味わう。
骨盤が左右方向に広がり、腸骨の下端が広がって胎児が産道を通過する。
男性も女性も妊娠・出産を体感することができる。

3.仙腸の左右開閉

呼吸とともに、骨盤を左右に開閉する。吸気とともに骨盤を左右に広げ、仙腸関節の間隙を広げる。呼気とともに仙腸を狭く閉じる。やがて、骨盤がなくなるまで縮小する。蛇や魚など背骨だけの脊椎動物になる。蛇になって背骨だけで蛇行し、魚になって、陸に打ち上げられた瀕死の魚になってのたうつ。
これは『病める舞姫』に出てくる瀕死の病人が何とか這いずろうとする、土方巽の基本レッスンである。

4.胸鎖関節の前後開閉

仙腸と同様に、胸骨と鎖骨の関節を三次元に開閉する。呼吸とともに胸鎖を開き、閉じる。
胸を開くと、快活な情動や外向的な人格、閉じるとふさいだ情動や内向的な人格を味わうことができる。だれもが両方の傾向を持っている。それを増幅して、尊大な自我肥大人格、卑屈になった自我縮小人格状態を味わう。

5.胸鎖関節の上下開閉

吸気とともに鎖骨を下げ、長い首になる。呼気とともに鎖骨を上げ短い首になる。失敗したときの体感を味わう。最大限まで鎖骨を下げると鶴の首になる。最大限まで鎖骨を上げ首をすくめると亀の首を味わえる。体全体をすくめ、影の小人人格を味わう。小人人格は奇妙な傾向を合わせ持つ。叡智、冷笑、好奇心、ひょうきん、さまざまな影の傾向を捉え違った自分になりこむ。

6.胸鎖関節の前後開閉

吸気とともに鎖骨を後ろに引き、首を突き出す。馬や鶏の首になる。呼気とともに鎖骨を前に寄せ首を後ろにすくめると、首がからだにめり込んだだるまになる。困った状態に追い詰められると首が回らなくなる。どん詰まりまで追い詰められると、秘められているどんな生命傾向、どんな人格状態がでてくるか、試してもらいたい。すねた奴、世の中を斜めに見る奴、いじけた奴、開き直った奴…からだの闇には自分の見知らぬ人格がすんでいるものだ。

7.仙腸・胸鎖から他の秘関へのクオリア流を解く

仙腸や胸鎖の状態を変えると、そこに長年封じられていたクオリアが解かれ流れ出す。それは手足や頭部の他の秘密関節に秘められているクオリアと共振し、やがてからだ全体をとうとうと流れ出すようになる。この状態を創り出すのが、秘密関節を開く目的である。心ゆくまで、クオリア流の変容流動を味わい楽しんでください。その変容流動するものこそ創造の無限の宝庫なのだ。

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