リップル技法
 


(★瞑想法6の半眠半覚瞑想より続く
ここから先はサブボディ産婆コースの研究生用のための技法です)


●リップル共振技法の繊細さ

リップルとは、さざなみの意味である。クオリアはよく似た隣り合ったクオリア同士ではたやすく連動して変化する。この性質を利用して、あるクオリアから別のクオリアに移動するには、両者の間の差異を無限に微分して、少しずつ増幅していくといつのまにか、別のクオリアに変容しているものだ。練習プログラムは、無理なく微細にさざなみが少しずつ変容していくように、繊細に作成する。この微分増幅技法をリップルと呼ぶ。

.自他のサブボディに成りこんで聴く

自全ぬめりに中には、自分ひとりのサブボディだけではなく、ほかの人のサブボディも含まれている。これが自他未分化なサブボディ界の特徴だ。たとえば私は、毎日生徒のサブボディの体感にもなりこむ。3週目を迎え、今どういう状態になっているか、次はどこへ進みたがっているだろうか。これら自他の自全ぬめりの微細なゆらぎを聴いていると、そのうちふと何かを思いつく。大概は練習を次の段階に進めるアイデアだ。

7.湧き出る着想をメモする

アイデアが湧いてきたらすぐ書き留める。手元にいつもメモかノートを置いておく。小さなアイデアは小さなメモ帖に、長くなりそうな着想はノートに書き分けると良い。このメモも明け方訪れた着想を半眠半覚状態で記している。すぐ書かないと忘れてしまうからだ。

8.サブボディが求めている鮮深必を聴く

サブボディはいつも新鮮さを求めている。面白いと感じたらとことんいくが、それが感じられないと動かない。ある段階では、もっと深みのあるクリアに興味を示す。なんだか知らないが自分の深いところにつながっていそうな気配がすると、いやでも引き込まれていく。

生徒のサブボディはいまいちばん何を求めているだろうか。一人ひとりのからだになりこんで感じてみる。次は何か、自全・世全のどの次元に降りていきたがっているか。何に触れればもっとも新鮮に、あるいは深みを咸じて喜ぶだろうか。

生徒のからだになりこんで、そのからだをいくつかの練習プランにくぐらせてみる。

たとえば、共振タッチではじめるのがいいか。乞食瞑想から入るかそれとも始原生命瞑想か。呼吸から入るか、からだほぐしからがいいか。目隠しをして原生体感を思い出すか。皮膜の距離で生体共振を感じなおすか。

いずれも、日常体にとっては、とんでもなく突拍子もない異次元だから、無理にはいけない。生徒達のサブボディがそこへ行きたがっているというサブシグナルをつかんでそれを増幅する以外ない。

そのサブシグナルが出てこなければ、別の回り道をたどって、別のリップルを刻む。さざなみのように心地よく少しずつ変化していくプロセスなら、どんなサブボディにも無理なくたどれる。

9.自他半々の状態を保つ

生徒だけではなく、常に自分のからだにも聴く。自分が一番実現したいことはなんだろうという自問を発しからだに聴きこむ。自分に50パーセント、他人に50パーセントきっちりつりあうように耳を澄ます。自他のどちらかに偏っていはいけない。どちらかが窮屈になる。サブボディは窮屈さを最も嫌う。自分のなかにその傾向性が感じられないときに、ほかから強いられていると感じてしまうとこわばって動けなくなる。

10.日常体との接点

土日の休みの後は,特に慎重を要する。土日の休みの間に日常界にたっぷり触れた生徒のからだが粗大なことのみに反応する日常体に戻ってしまっている場合があるからだ。土日の間も、朝夕のゆらぎ瞑想、調体、灰柱の一本ぐらいは最低でも自分で続けるよう指導する必要がある。

11.月曜の練習メニュー

休みの後の月曜日は、まず、リゾタッチから入り、心地よく日常意識と日常体を鎮め、ゆらぎ瞑想や体底呼吸から、自分が子宮内の胎児だったころを思い出す胎内遡行瞑想か、始原生命の動けないクオリアになりこむ始原生命瞑想などから始める。

目隠しをして、生き物としての原生感覚を取り戻す練習も効果的だ。目隠しをしたまま動き、人に出会えば皮膜の距離で生体共振を味わう。とにかく、心地よさのリップルを次から次へ刻むことだ。

それらを生徒の反応を見ながら、持続時間を調整し、最適の流れを創っていく。

すべての練習は一期一会の共振から生まれる即興作品だ。うまく進めばとんでもないところまでいける。

12.リップルの反応サブシグナルに耳を澄ます

始まりから終わりまで、ひとつの練習から次の練習へ、心地よく共振するリップルを繋いでいけた日はよい一日になる。どんな不思議な世界へいざなわれようと、生徒の多くが満足する。

それができるためには、サブボディの産婆は自分が提起するひとつの練習が生徒のからだに十分染み込んだかどうかを、じっくり吟味した後、次に進む。染み込んでいなければ次の練習との間により細かいリップルを挿入して様子を見る。急いではならない。自分の予定などに囚われてはならない。からだ中のすべての細胞が生徒のサブボディと共振するコーボディに変成してはじめてサブボディの産婆になれる。

13.どこまで微細なシグナルをキャッチできるか

それに反して、一日の終わりの感想を交換するときに、「今日は難しかった」という生徒がいれば、その日の練習の導入で、意識を鎮める調体が不十分だったという証拠だ。サブボディの教師は、自分がそれを見落としていたことに気づき、次はその生徒がまだ十分にサブボディモードに入っていないというサブシグナルをキャッチしようと目を光らせなければならない。動きがわずかに重くなったり、顔がわずかに翳ったり、姿勢が固定したり、余所見をしたり、席を外したり、とサブシグナルは無意識の日常行為やしぐさに形を借りて現われる。暗闇のなかにささいなサブシグナルの気配を察知する猫の目を鍛え続けねばならない。あいては、なにしろ本当に微細な微細なサブシグナルだ。見落とそうとすればいくらでも見落とせる。だが、それではサブボディの産婆になることはできない。

 


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