サブボディ・メソッド 実技ガイド |
この夏は、ここ数年しばらく中断していた『実技ガイド』を再編集している。 中断していたのは、実技ガイドが膨大になりすぎて開くのが重くなっていたからだ。 この機会に一つの本にまとめて出版する予定だ。 数年ぶりに振り返ると、この数年でサブボディ技法はずいぶん深化し、 何を実現しようとしてきたのかが、はっきりしてきたのが分かる。 この記事はその象徴ともなるだろうものの一つだ。 |
6 変容法 |
微細リスニングとリゾーミング |
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からだに耳を澄ます。 あるかないかのクオリアを聴く。 瞬間ごとに変わっていくクオリアの流れの一瞬を狩る。 そしてからだを預ける。 ときにゆらぎや震え伸び、縮み、ショックなどの動きになる。 ときにおびえやくぐもりなどからくるからだの密度の変化になる。 それらの変化がからだの一部から他の部位へ波及・伝染していく。 それを管理するのがリゾーミング技法だ。 瞬間ごとにからだを構成する百兆個の細胞のいのちの共振パターンが変わっていく。 通常速度で起こる変化を微分化して、いのちに何が起こっているかを詳細に見せる。 リゾーミングはいのちの共振技法として欠かせない。 ひとつの踊りのなかで、もっとも大事なクオリア変容が起こる場面は、緩速化してじっくり踊る。 いきおい観客のいのちもその変容に巻き込まれる。 それが生命共振舞踏だ。 いのちからいのちへ伝わる生命共振だけが世界を、 ゆっくりとだが確実に変えることができる。
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