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Mongoloid Fire

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Mongoloid Fire
リゾーム Lee
India 2002

2001年、インド、ダラムサラのチベット難民の友人たちがFree Spirit Festival を開いた。
暗い舞台で伝染熱と感染後(After Positive) をおどった。
チベット人主催、日本人主演、音楽はモンゴルとチューバのホーミーと、
まさにモンゴロイドの饗宴だった。

主催者のロブサンは、このフェスティバルへの思いを次のように語った。
「チベットと、アメリカインディアンに同じ言い伝えがある。『地を鉄の獣が走り、空に鉄の鳥が飛ぶとき、
われわれは再びあい間見えるだろう」――何万年も前に原モンゴロイドの集団に属していた集団の一部はベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸に進出し、別の集団はアジア大陸に残ってチベットやその他の民族となった。彼らが同じ伝説を共有しているのは不思議ではない。
現在、どちらの集団も現代の主流物質文化国家によって疎外され、追い詰められているが、いつの日にか再び結束できる日を待っている。」
これまで世界中の死者や狂者や障害者と共に、追い詰められた先住民の運命とも共振して踊ってきた私は、その言葉に感動した。この日の踊りはその強い共感に貫かれている。

伝統舞踊以外の踊りを見るのは初めてというチベット人たちが異様なまなざしで見つめていた。
これまで彼らを捉えていた固定観念が少し動いたのを感じた。
3ヵ月後に再びダラムサラを訪れ、開いたワークショップに、この日の踊りを見たという、何人ものチベット人がためらいながら参加してきた。

元チベット僧で、チベッタン仏教の僧侶の踊るマスクダンスのメンバーだった人や、
父親がチベットのシャーマンで、侵略してきた中国人に殺害されたという人もいた。
みんなそれぞれの人生の秘密を、からだの深い闇にかくまっていた。

「サブボディ舞踏は、この世の中のどんな踊りのきまりにも従うことはない。自分のからだの闇に棲む妙なクオリアの動きを見つけよ。そこに自分だけの間合いの美を発見して、磨き上げれば世界で一つだけの踊りになる。誰もが自分のサブボディ舞踏の創始者になるちからを持っているんだ。」
そういうメッセージを伝えた。これからも、そのたったひとつことだけを、伝え続け踊リ続けるだろう。



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