December 2006

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2006年12月9日

多重人格は多次元の創造性を切り開く

からだの闇の下意識の世界は、
恐ろしく複雑な多次元を連結・流動している。
からだの闇を掘り進め、旅をすればするほど
そのことが分かってくる。

その世界は中沢新一が言う「対称的な流動的知性」の世界でもあるし、
村上春樹が切り開いてきた、異次元がつながり共存する世界でもある。
その世界はこれからの人間の知のかたちを先取るものだ。

これからの人間は、三次元や二元論に囚われた
近代的な自我意識の世界を脱ぎ捨てて
創造的な下意識を開放して生きるべきだ。

これまでの近代的な意識と、
創造的な下意識の両方を使いこなせるようになると、
人生の幅が何倍にも広がる。

私が自分の中の多重人格障害にこだわってきたのも、
多重人格の世界がどこかでこの人間の新しい知の形態と
つながっていることを直観していたからだ。

多重人格の人は、それによって
この社会の規範とうまく寄り添えないことに
苦しみながらも、
驚くほど豊かな多次元を共存させて生きている。

誰でもいいが、多重人格の人のサイトを
のぞいてみればそれが分かる。
たとえば私がいつもお邪魔している
L'eclosionのlastmoonさんは、
主人格のNさんは、音楽演奏の才能があり、
副人格のKanoさんは優れた絵の才能を持っている。
その絵も数限りない異なるタッチを駆使されている。
Lastmoonさんの婚約者の風さんのサイト
「かぜつうしん」のkaze hitorigoto memo
Kanoさんの驚くべき多彩な絵が掲載されている。

だが、今年私はこれがLastmoonさんだけの
特殊例ではないことを発見した。
下意識の多次元の世界には
誰でもこういうマルチチャンネルの創造性が詰まっている。
意識では気付けないし、
堅くブロックされているから出てこれないだけなのだ。
多重人格の人は多重人格障害がきっかけで
かえって自分の中のさまざまな可能性を
先駆的に開くことができているひとなのだ。

サブボディ共振塾の生徒は、
少しの期間、創造的下意識を開く訓練を受けるだけで
誰もがからだと動きのチャンネルのほかに
映像チャンネルと音像チャンネルを開いて、
とても創造的な映像世界と音像世界を創出する。

彼らが描く多彩な映像世界の豊かさと、
創造する音像世界のユニークさを知ると、
私の言うこともまんざらうそではないことが分かるだろう。

いまはまだ、映像チャンネルの
サブボディアートのページしか作れてないが、
サブボディボイスという新しいジャンルを今年は開くことができた。
からだのなかのさまざまな体腔音を組み合わせれば
世界にまだない音楽世界を開くことができる。
それは世界の未開民族の音楽とも共振する
深く懐かしいクオリアに満ちている。
私たちはみな10ヶ月の間
母の胎内で母親の体の音楽を聴き続けて育った。
心音、呼吸音、血流音、胃腸音、口腔音、鼻腔音などなど。
来年になれば生徒が創造するすばらしくユニークな
音像世界をビデオでお目にかけることができるだろう。