November 2006
| 2006年11月29日 ●希少種こそ価値がある 私にはとても敬愛する人が幾人かいる。 ネットで知り合った私と同じDIDの Lastmoonさんもその一人だ。 彼女は信じられないほどひどい体験に見舞われながら なお回復を志向して強く生きている。 でも、しばしば強い死の波に襲われる。 先日も車の波に衝動的に飛び込んでしまったらしい。 からだの底からの衝動が私たちをいきなり連れ去るときの 速度と力を私はよく知っている。 意識などではとても制止できないものだ。 それに見舞われたら、瞬時のところで ぎりぎり紙一重、死から身をかわすしかない。 わたしもこれまでおびただしい死の淵を すんでのところでかいくぐってきた。 詳しくは彼女の日記サイトを読んでください。 http://www.lastmoon.info/frame.html →Diary of Lastmoon のページへ 驚くべきことに彼女はDIDであるだけではなく 現代でも難病とされている ファブリ病の遺伝子を受け継いでいるという。 ファブリ病とは今回はじめて知ったのだが 細胞内で消化に当たっているライソゾームに 異常が出て、さまざまな物質をうまく消化できなくなって 細胞内にたまっていくことによってさまざまな 不都合が出てくる病気だ。 私は彼女に手紙を書いて 彼女のサイトのBBSに投稿した。 「 Lastmoonさん 日記でファブリ病のこと知りました。 ショックでしたが、それだからこそ あなたは生きなければならないと なおさらに思いました。 特別変な特異性や、 希少な遺伝子を持っていればいるほど 価値があるんだ。 命の多様性をさらに豊かにしていくために 君の特異性がとても大切なんです、命全体にとって。 君が倒れたら、 ひとつの特異性が消える。 それは生命にとって大きな損失なんだ。 君が今死んだら、 君のようなやつはもう二度と現れないに違いないから。 生きて生きて 生き抜いてください。 生命が40億年の歴史の中で こんなに多様な形にまで広がることができたのは 突然変異で生まれたとても変なやつが がんばって生き抜いてきたからなんだ。 今らすむさんが生き抜くことは ファブリプラスDIDというとっても 希少な遺伝子を持った人が生き抜ける可能性を 拡げることになる。 それは命にとってとっても大きな希望を拡げることになると 思いませんか? ともあれ、面倒な理屈ぬきに 生きて生きて 生き抜いてください。 」 そう、理屈などない。 ただ、生き抜いてほしい。 命とはただただ理屈なしに生き抜くものなのだ。 私たちは自分で自分の命を持っていると考えているが それはとんでもない思い違いだ。 私たちはただ40億年の歴史を持つ生命のごく一部を ほんの数十年借りているのだ。 借り物だといって私たちの命の価値が減じるわけではない。 それぞれが命の可能性を拡げるために生きている。 私たちが人生で何か創発したとしたら それは生命全体にとっての財産になる。 とりわけ、難病の遺伝子を受け継ぐとか、 希少な災難に見舞われるなど 特異な運命を持つ人ほど 価値がある。 その特異な条件を背負って なおどう生き抜いていけるかを 工夫し、ひとつの生き方を 発明すれば、 それは命にとってとても重大な財産になる。 命はこれまでも理屈ぬきに さまざまな生き方を工夫し発明してきた。 原初生命にとってもっとも強烈な毒ガスだった 酸素ガスを使って 細胞呼吸をする仕方を発明した プロテオバクテリアほど重大な発明は もうできないかもしれない。 でもDIDとファブリ病というような 特異なマイナス札を集めてしまった 彼女がもし生き抜けたらそれは 命全体にとってとても大きな希望になる。 もし今後そういう人が現れたとしても その人はラスムさんの生き様を参考に もっとよくいきれるかもしれない。 そうすればラスムさんの命はその人の命にうけ継がれていくことになる。 私のような ロリで神経症でろくでもない 舞踏家に過ぎないものでも生き抜けば これから生まれて来る人の参考になるのだ。 個としての生から類としての生に転生する。 人はみな、そう生きるべきだと思う。 そのためにも人は果てまで その命の可能性を生き抜かねばならないんだ。 |
| ヒマラヤ共振日記 |
| 2006年 |
| 朋あり遠方より来る、また楽しからずや |
| 晩秋のカングラ平野から、ヒマラヤを遠望する |
| いったいどうなっちまったんだ、日本よ! |
| 村上春樹とサブボディ |
| 希少種こそ価値がある |
| 2006年10月 |
| 2006年9月 |
| 2006年8月 |
| 2006年7月 |
| 2006年6月 |
| 2006年5月 |
| サブボディメソッド |
| 生命論2011 |
| クオリア論2010 |
| 透明論2009 |
| 肯定論2008 |
| 共振論2007 |
| 舞踏論2006 |
| 透明論 2005 |
| 実技ガイド |
| 共振タッチ技法 |
| 図解ツアー |
| キーワードツアー |
| サブボディ学校ジャーナル |
| リゾーム Leeの 探究坑道地図 |
| からだの闇を掘る |
| リゾーム Leeのからだの闇探究のメイン坑道 |
ヒマラヤ共振日記 |
| 共振という観点から、世界をあるがままに捉えなおす。共振したものはなんでも記述していく日記。 |
| 多重人格日記 |
| リゾーム Leeの多重人格=解離性人格障害を創造に生かしていこうとする深部坑道 |
| サブボディ舞踏スクール ヒマラヤ ホームページ |
| RSS FEED |