April 2007

←BACK  ■  NEXT→
2007年4月24日

共振掲示板へ、生命について、読者の方からの投稿がありました。
それに答えて、生命とはなにかについて、
わたしの捉え方を要約してみました。
以下に転載します。

生命について

生命とは何か、
長い間さまざまな仕方で取り組んでいます。
現在の科学では、ひも理論が、これまでの見方にない可能性を
切り開いていると思われます。
ひも理論によれば、宇宙は現在の4次元時空だけではなく、
プランク長さ=0.0000000000000000000000000000000001m
という微小な7次元空間を含む11次元の時空からなり、
物質やエネルギーは、すべてここで振動している
ひもの共振パターンの変化によって生成していると考えられています。
物質や電気や重力などのエネルギーもそれによって生まれます。
それらは粗大な4次元空間に広がったのですが、
生命の発生の秘密は、
この微細な7次元空間で振動するひもの何らかの共振パターンによって
生まれたと考えるのが妥当だと思われます。
アインシュタインの相対性理論によって、
物質とエネルギーは相対的に変換可能なものであることが証明されました。
E=mc二乗という公式は、
質量に光速の二乗という巨大な数をかければエネルギーになるというものです。
それは原子爆弾によって現実のものとなりました。
生命は、
ですが、物質やエネルギーの変換法則には当てはまらないものだと思えます。
物質やエネルギーには命が感じ取っているクオリアを感じ取ることができません。
宇宙の中で生命だけがクオリアを感じ、
それを使って生命を維持することができます。
今のわたしは、生命や、生命が感じ取るクオリアは、
粗大な4次元時空に存在するエネルギーや物質ではなく、
微小な7次元空間で共振するひもの共振パターンの変化によって
生まれたのだと考えています。
ひもの共振パターンの変化は無限であり、
生命が感じるクオリアもまた無限です。
電気や重力などのエネルギーは、
比較的単純な物理法則によって制約されています。
ですが生命やクリアの働きはそれらの物理法則とは
比べ物にならないくらい、複雑なものです。
生命やクオリアは、物質やエネルギーとは、
根本的に異なる存在だと捉えてはじめて
その無限に複雑なありようを理解することができます。

生命だけが持つ特性を上げると、
生命はいつもゆらぎ、かつ生きようとする志向を持っています。
物質やエネルギーのクオリアを感じ取る特性も持ちます。
長い生命史の中で数々の生命形態を創発することもできました。
これらの生命だけが持つ独特のゆらぎ、志向、創発という特性をめぐって、
これ以降は今書き続けている生命論や共振論、クオリア論などで
展開するつもりです。 人
類がそれを解明し尽くすにはまだ何千年もかかると思われますが、
すこしだけでもその秘密に食いつきたいと考えています。
ではまた。
どうもありがとうございました。
2007年4月22日

チョ・スンヒ事件に共振する発言。一人だけ

ネットでチョ・スンヒ事件への言説を検索する。
今日になって、一人だけ共振できることを書いている
ブログに出会った。
だが、日本人ではなかった。
韓国籍のIZANAMIというコードネームの女性の

「エイッ‾! かんしゃく爆発
日本が自分たちの罪を悔やむことができない理由」


というブログだった。

「韓国系学生は被害者です」
「チョ・スンヒ氏がアメリカ社会に残した遺言」
「虐めによって人格破壊されたチョ・スンヒ氏!」

という3本の記事が投稿されている。
アメリカにも5年間住んで身をもって
アメリカ人の東洋人差別を体験してきた人だ。
もともと、日本人の韓国差別に立ち向かい、
歴史認識を改めようとする姿勢の人のようだから、
当然の言葉だ。
ちょっと、一面的過ぎるけれど、
世界を相手に孤軍奮闘しようとするときに、
民族精神や民族的立場などの<元型>に
囚われてしまうことが起こるのはやむをえないことだ。

それは、彼女がイザナミというコードネームを
身にまとっていることからも推測できる。
おそらく彼女は、日本人が日本の女神と思っている
イザナミって、韓国からの渡来人だったのよ!
という日本人にとって無意識となっている事実を
示唆する女神として降臨しようとしているのだ。

元型を身にまとう時にはその正負の意味を
自分で透明化できなくてはならないという
課題を引き受ける必要があるが、
それは彼女にとって後の課題だ。


ああ、それにしても、
日本人には誰一人いないのか。……
国家・社会に追い詰められる弱者に共振する人がなくて、
戦争国家に突き進む小泉・安部路線が止められるわけもない。

いったい、この国はどうなってしまうのだ?
2007年4月19日

覆い隠された無意識の人種差別

今日になって、米大学乱射事件の犯人
チョ・スンヒ(Cho Seung-Hui)が
NBCに送付したビデオ、写真、テキストがMSNBCのサイトや
YouTube.comに掲載されていることを知った。

犯行声明の一部を読むと、
彼が米国社会そのものからとことんまで
追い詰められていた様子がよく分かる。
普段は内気で温厚そうな顔つきだが、
犯行直前の彼の形相は
生死の境で死に物狂いに歪む胎児そっくりだ。
MSNBCに掲載された犯行声明の一部からは、
「人種差別」ということばが巧妙に削除されていて、
米国のメディアがこの事件と人種差別問題を
切り離そうとしている作為が透けて見えるが、
その他の記事からは、
「黒人が人種差別主義者であっても、君らはOKか?」
というような問いかけが見られることや、
自分を9.11事件のアルカイダの人々と同値していることからも、
彼が米国の主流派の人々の無意識に発する人種差別意識に
傷つき、追い詰められていたことが分かる。
日本のマスメディアには女性関係のもつれなどという
表層の出来事に焦点をずらせて処理しようとしている記事も見られる。
これもまた社会や国家が人を追い詰めている
不可視の圧力や人種差別問題から
目をそらせようとする作為に満ちていっそう犯罪的だ。
人種差別意識は実は意識ではない。
命の共振を忘れた心が無意識のうちに行っているのだ。
無意識だから、だれも自分が人種差別を行っていることに気づかない。
そんな問題などどこにあるの?
と平気で言う。
わたしはこの事件に共振して
ライフルを発砲した金喜老事件や、
李珍宇の強姦殺人事件を思い出した。
もう覚えている人などいないかもしれないが、
すべて無意識の人種差別に追い詰められて起こった事件だ。

彼のことばを引用しよう。

「お前たちは俺の心を潰した。俺の魂をレイプし、
俺の意識を拷問にかけた。
わたしはか弱く、防御もできない人々を奮起させるために、
イエス・キリストのように死ぬ。
お前たちは黒人が人種差別主義者であっても、OKか?
革命をはじめよう!」

わたしは瞑目する。
彼と彼の反抗の犠牲者となった32人の冥福を祈る。
彼らは皆、現在の国家と社会が人を押しつぶす
不可視の力によって殺された。
この世界をどうすれば変えることができるのか。
人間が失った命の共振力を
どうすれば回復することができるのか。


下記は、Cho Seung-Huiの犯行声明の一部である。


• You have vandalized my heart, raped my soul and torched my
conscience. You thought it was one pathetic boy’s life you
were extinguishing. Thanks to you, I die like Jesus Christ, to
inspire generations of the weak and the defenseless people.

• Do you know what it feels to be spit on your face and to
have trash shoved down your throat? Do you know what it feels
like to dig your own grave?
Do you know what it feels like to have throat slashed from ear
to ear? Do you know what it feels like to be torched alive?
Do you know what it feels like to be humiliated and be impaled
upon on a cross? And left to bleed to death for your
amusement? You have never felt a single ounce of pain your
whole life. Did you want to inject as much misery in our lives
as you can just because you can?

• You had everything you wanted. Your Mercedes wasn’t enough,
you brats. Your golden necklaces weren’t enough, you snobs.
Your trust fund wasn’t enough. Your vodka and Cognac weren’t
enough. All your debaucheries weren’t enough. Those weren’t
enough to fulfill your hedonistic needs. You had everything.


Cho Seung-Huiのビデオを見る
2007年4月18日

殺人に追い詰められた人の心と共振する

米国のバージニア工科大学で
銃乱射事件があったことを
行きつけのブログで知った。
ニュースサイトを開くと、
容疑者は韓国人の留学生だという。

わたしの名のLeeは、昔水泳仲間だった
在日韓国人の李さんへの共振から生まれた。
日本で「りです」と名乗ると、多くの人は
(日本人ではないのですか?)という暗黙の反応を返す。
ごく微細なその人のアイデンティティの質が現れる。
ほんの少し引く人もあれば、
とたんに顔が曇る人もいる。
友情を示す人はごくまれだ。
わたしは付き合うべき人を見分けるために
この名を選んだ。

その韓国人留学生の殺人に至る心が
透明に見える。
何もかも痛いように分かる気がする。

その学生は4年生から編入した。
英語はあまり得意ではなかったかもしれない。
あるいは、大学の寮で、最初に会った米国人の学生の
内輪英語のニュアンスが聞き取れなかったのかもしれない。
自我の構造の違いに傷ついたのかもしれない。
西洋では、すべての微妙な多次元クオリアを
イエス・ノーの二項論理に単純化して表現できる
荒っぽい自我を持たないと相手にしてもらえない。
アジアの微細な多項論理で育った韓国人学生は
人としてまともに相手にされないような
違和を受け取ったのかもしれない。
ほんの少しの気持ちが伝わらない。
相手のいっている言葉がロボットの言葉に聞こえる。
45を過ぎて英語をしゃべりだした私には痛いほどわかる。
イギリスやアメリカの学生英語など聞き取れるものではない。
日本のキャピギャルの言葉がつかめないのと同じだ。
周りの世界がだんだん遠くなる。
そのうち、個人の区別なく、「どいつもこいつも」
(こう感じられるのが神経症の入り口だ)
同じように自分を敵視しているかのように感じられ始める。
この世界はおかしい。
まるで共振する心のない
ロボットかヒューマノイドばかりに占領されたかに思われる。
そこから世界全体が自分に敵対しているという
妄想までは一直線だ。
わたしも、インドで学校建設の最中に
自分の意向が誰にも伝わらず、
日本から送った電気製品がすべて外国郵便局で引っけられ、
膨大な税金か、さもなくば袖の下をよこせという
腐りきった郵政官吏に何度も怒り心頭に達し、
おまけに工事が延々と長引き、
いつまで経ってもこの地獄から脱出できないという妄想に
たか られたとき、そうなった。
周りの世界が自分を絞め殺そうとでもしているかの
恐怖に囚われるのだ。

なぜそういうことが起こるのか?
そのとき下意識深く折りたたまれていた
胎児期最後の生死の境のクオリアが
一気に共振しだすのだ。
子宮収縮が始まり、それまでの羊水でゆらいでいた
極楽世界が一気に死をもたらすかのような
殺人機械に変貌する。
胎児にはその収縮がいつ終わるか予測できない。
永遠に続くかと受け取られるのだ。
出口なしの恐怖の中で、胎児は追い詰められる。
わたしを殺すな! わたしを殺すものは殺してでも生き延びる!
という生物学的怒りに駆られる。
命は自分を殺そうとする子宮を殺してでも
生き延びようとする。
意識は覚えていないが命はそれを覚えている。
現世で同様の妄想状況に陥ったとき、
胎児期の出口なしの恐怖と怒りのクオリアが一気に噴出す。

世界に対して銃を乱射する。
それは子宮を蹴破る胎児の足掻きと一緒なのだ。
そこまで追い詰められると誰もが殺人者に変貌する。
周りの世界に対して敵意を発するのも、
それを自分に向けて自殺に至るのも同じだ。
わたしも周りの人間を皆殺しにするか
自分が4階の屋上から飛び降りて自殺するか、
どちらに振れるかわからなかった。
どちらになるかは、ほんの偶然による。
その学生はたまたま銃がたやすく手に入る米国社会にいた。
さもなければ自殺に向かっていた。

アルカイダのアラブ人もそこまで追い詰められていた。
9.11も、今回の米大学乱射も同じ契機から発している。
米国社会には主流派以外の人間に対する
強烈な圧力がある。
それが米国の残酷な無意識だ。
米国だけではない。
日本やヨーロッパの先進国も同じだ。
この国家を変えない限り、同じことは永遠に繰り返す。
2007年4月10日

トビが教えてくれた共振原理

わたしに最初に<共振>に気づかせてくれたのは、
トビだった。

ここヒマラヤでは、夕暮れ時、
いつも多くの鳥がこずえにとまって
めいめいのさえずりをする。

ある日、ベランダからふと見ると、
トビがこずえにとまっていた。

「おおい、なにをしているんだい?」

とたずねてみた。
(ほかの鳥は盛んに啼いているのに
おまえはどうして黙っているんだ?
というひやかし心からだった。
トビは樹にとまっては啼かないのだ。)

すると、トビは、
「ただ世界と共振しているのさ」
と応えた。

もちろん、そう言ったような気がしたまでだが、
驚愕だった。
トビがヒマラヤの仙人であるかのように見えた。

そうか、共振しているのか。

トビがとても大事なことを教えてくれた気がした。
生命が世界と共振してるという
事実に取り組み始めたのはそれからだ。
それ以来、聴こえてくる牛の声も、
虫の声も、もちろん鳥たちも、
みんな世界と共振しているのだと
聴こえるようになってきた。

何年前のことだったかは思い出せないが、
それ以降のわたしが、
なにか決定的に変わったのは事実だ。
2007年4月2日

共振するひもたちよ!

満月の夜、猫に誘われて庭に出た。
灰柱で立つ。
ヒマラヤの澄んだ月の光に照らされる。
地球の真後ろにある太陽から発したひもの
光特有の共振パターンのひも振動が月に達し、
反射してわたしのからだに到達している。
月の光はわたしの肌に少ししみこみ、
多くは反射されてさらに満月の夜を
光のひも共振に満たしていくのだろう。
灰柱で立つわたしの体中の細胞が感じている
クオリアを感じてみる。
重力のひも共振パターンは
あらゆるパターンの中でももっともシンプルな
ものという。
グラビトンと名づけられたそのひも共振パターンに
わたしの体中の細胞もまた共振し、
筋肉細胞たちが始終微妙なゆらぎでからだを支えている。
腹の中で蠕動しているまだ重い内臓のクオリア、
肌をさする夜風のクオリア、
伝わってくる川の音のクオリア、
山の上でチベット僧が鳴らす楽器のクオリア、
山ノ下のヒンドゥ寺院から流れてくる
かすかな音楽のクオリア、
犬の遠吠えのクオリア
静まり返る木木のクオリア、
冷たさを増す空気のクオリア、
それを感じている口腔のクオリア、
満月を見るたび立ち上る
5歳のときに見た満月のクオリア、
頭の働きはほとんど止まり、
それ以外に連想されて出てくる記憶もない、
静まり返った満月の下のわたしの命のクオリア、
死とはこれらすべてのクオリアとの共振をなくすこと、

なぜわたしはひも共振に惹かれるのか、
そこに一切の価値判断が忍び込む余地がないからだ。
上下、貴賎、正邪、自他、利害、あらゆる二項判断が
人間の日常界に囚われた幻想であることを知らせてくれる。
ただわたしの命は無数のクオリアと共振している。
その裸の事実だけでよいではないか。
判断をなくすととたんにあらゆるクオリアが
味わい深くなる。
これを好み、これを味わい、これを楽しむ。
なにも桜や月だけにこだわることはない。
あらゆるクオリアはいとおしく、味わい深い。
重ったるい胃袋のクオリアだって
何十年も働き続けてくれている頼もしい友だ。
灰柱で立つと、重力に抗う体中の筋肉のゆらぎさえ
いとおしく、味わい深くなる。
わたしが人に伝えたいのは、
こんなささやかなよろこびだ。

満月の下に、灰柱で立つ。

日光を受けて立つと、
光のクオリアが強烈過ぎて、
他のクオリアをマスキングしてしまう。
光のひも共振が周りに氾濫して
映像チャンネルだけが突出する。
月の光程度がちょうどよい。
あらゆるクオリアを透明に味わうことができる。

魚料理の残りをやっているうちに
近所の猫が居つくようになった。
まだつかず離れずの距離だが、
今日はわたしを庭に連れ出してくれて
透明な灰柱になることができた。

星の王子様のもとを訪れるようになった
キツネとの友情に近い距離だ。
これもなかなか味わい深い。
猫よ、
おまえの中でどんなひも共振が踊っているか、
どんな友情のクオリアが沸き立っているのか。

ヒマラヤ共振日記
2007年
気づきとアイデア
ある詩人からの手紙
広島忌
ロベルト・マッタと異次元開畳
生命の欲動を聴く
はかなく、つたなく、しどけなきもの
国家というこころの麻酔薬
生命は死者とも共振する
加藤登紀子と山崎博昭
赤ん坊のかなしみ移る赤ん坊
ヒマラヤのバブル経済?
このフレアがいい
太陽のコロナ爆発を踊る
桂勘 タイムマシン
静かな共振生活
命からの苦い便り
ミンデル、共振原理を理解する数少ない一人
糸井重里の、とても本当さ
共振ゆらぎの暮らし
生命について
チョ・スンヒ事件に共振する発言。一人だけ
覆い隠された無意識の人種差別
殺人者の心と共振する
トビに学んだ共振原理
共振するひもたちよ!
万物の根源のひも共振
土方巽の『疱瘡譚』
土方巽と細江英公
命を鼓舞する中島みゆき
ステップイーグルの旅立ち
 2006年11,12月
 2006年10月
 2006年9月
 2006年8月
2006年7月
2006年6月
2006年5月
サブボディメソッド
生命論2011
クオリア論2010
透明論2009
   肯定論2008
共振論2007
舞踏論2006
透明論 2005
実技ガイド
共振タッチ技法
図解ツアー
キーワードツアー
サブボディ学校ジャーナル
リゾーム Leeの
探究坑道地図
からだの闇を掘る
リゾーム Leeのからだの闇探究のメイン坑道

ヒマラヤ共振日記
共振という観点から、世界をあるがままに捉えなおす。共振したものはなんでも記述していく日記。
多重人格日記
リゾーム Leeの多重人格=解離性人格障害を創造に生かしていこうとする深部坑道
サブボディ舞踏スクール ヒマラヤ ホームページ
RSS FEED