June 2017
サブボディ共振塾ジャーナル
 
ユーラシア共振舞踏ツアー 2017


Netherlands
 
ロッテルダム 最終舞踏パフォーマンス
 
ナディア ロッテルダムワークショップ
 
 Dancing own world=self image
at Subbody Resonance Butoh workshop in Rotterdam
 
 Subbody Drawing at Rotterdam
 
 ジョン ギスケス near river Oude Maas, Rotterdam
 
ロッテルダムワークショップ2週目の舞踏パフォーマンス
 
 川辺のリゾーム in ロッテルダム
 
フラクタル リゾーム / John Giskes, Beatrijs, Bushra, Koffe, Milou, and Rhizome Lee
 
耳を澄ます、動く、耳を澄ます  
 2017年6月25日

耳を澄ます、動く、耳を澄ます

ユーラシア共振舞踏ツアー2017はオランダのロッテルダムから始まった。
わたしたちは<耳を澄ます>ことから始めた。
からだの闇の微細な目に見えないクオリアに耳を傾ける。
そして、もしからだの闇で蠢くかすかな傾性に気づいたら、
それにそっと体を預けて動き始める。
それが今日のあなたのサブボディだ。
そして、一節動いたら、ふたたびからだに耳を傾ける。
動いている間中、できるだけ頻繁に耳を澄ます。

一週目は、毎日違ったメニューでからだの闇のクオリアを探ったが、
たったこれだけのことに集中した。
すると、日を追うごとに参加者のからだが見紛うばかりに変わってきた。
その姿はとても美しく感じられた。
なぜ耳を澄ますことが美しさにつながるのだろうか。
それはいまもって謎だが、深い生命共振クオリアに耳を傾けている人の姿は、
わたしたちを今ここの日常の人間的時空から
、別の次元に誘う力を持っているのではないか。
かすかな生命共振クオリアに耳を澄ますとき、
わたしたちは何を聞いているのか定かではなく、
それを言葉で説明することもできない。
生命共振クオリアはごくごくかすかで不可視のものだ。
この見えもしないものに耳を傾けることは、
人間が人間の衣を脱いで、いのちに耳を傾けることだ。
そのとき、いのちの謎といのちへの畏怖にふるえながら耳を傾けているのだ。
踊り手が踊りながらいのちに耳を傾け続ける姿は、他のそれを見ている人々をも、
そのかすかな生命共振に耳を傾けることに巻き込んでいく共振力を持っている。
いのちからいのちへかすかな生命共振が少しだけ伝わる。
それが美しさの秘密ではないか。


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