May-June 2014
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サブボディ共振塾ジャーナル
回  国際ヒマラヤ舞踏祭 2014
 
グランドフィナーレ
 
胡蝶の夢 アンクールとコーボディ 
 
状況2 エモン 
 
 機械エルビスの逆襲 ロバート
 
川が出会うところ ローレンス
 
 傷ついた鳶 シャマーエルとオルガ
 
凍結 マディナとオルガ
 
 ソロ マイケル
 
 非在の父との会話 オルガとコーボディ
 
 パラダイス・シティ パメラとコーボディ
 
 迷い犬 マイケルとエモン
 
 'イエス・キリストv.s.黄熱 そして少女 
エモン、アンクール、シャマーエル
 
 死、エロス、アガペー ロバート
 
 鳥 パメラ
  
 カンダーラ アンクール
チューブの夢 自由共振コーボディ
 
 シンデレラ パメラとオルガ
 
 状況 エモン
 
 大きい声、小さい声 アンクールとコーボディ
ストロベリーフィールド オルガとコーボディ 
最期のかすかな淫らな息 シャマーエルとコーボディ
 
心身融合域へ アレスとコーボディ 
 
水中の黒い秘膜 ハイメとコーボディ
2014年6月3日

水中の黒い秘膜 ハイメとコーボディ

あと一週間で第8回国際舞踏祭ヒマラヤが始まる。
だが、現在スペインその他特定の国では、
3ヶ月しかインドビザが発給されないため

ハイメはこの日の踊りを最後に、一旦スペインに帰らざるを得なくなった。
これらビザその他国際コラボレーションなどによって
舞踏祭に参加できなくなった塾生の最後の踊りを

舞踏祭参加作品として記録に残すこととした。

 


 
Ankur, Robert, Aymon,
Olga, Pamela, Chong,
Jaime, Mickeal, Aless,
Laura, Shamaayal, Gio,
Caroline, Madina, Shai and more 



第8回国際ヒマラヤ舞踏祭 2014
6月8日(日)開催、18日(木)まで
毎日午前中はワークショップ、夕刻から2公演
すべて無料です。お楽しみください。


第8回国際ヒマラヤ舞踏祭 2014
舞踏公演  ワークショップ

Date

Time

Place

Event

Dancer and Facilitator

8

Sun
 

 

10:00

Subbody Hall

 

 

Butoh Workshop
Guided by Shai (Israel)

 

17:00

Subbody
Hall

 

 

"Strawberries" Performance by Shai

 

 

18:00

Subbody
Hall

 

 

"Strawberry Fields"Performance by Olga (Russia)

 

9

Mon
 

 

10:00

Subbody Hall

 

 

Butoh Workshop  Guided by Madina (Ucraine)

17:00

Subbody Hall

 

 

 "Confession" 
Performance by
Caroline
(Switzerland)

 

 

18:00

Subbody Hall

 

 

 "Last Few Filthy Breaths"
Performance by
Shamaayal
(India)

12

Tue

 

 

 

10:00

Subbody Hall

 

 

"Inner Resistance" Workshop
 
Guided by Laurence (France)

17:00

Subbody Hall

 

 

"Situation" 
Performance by
Aymon
(Switzerland)

 

18:00

Subbody Hall

 

 

"Kandala" 
Performance by
Ankur
(India)

 

13

Wed

 

10:00

Subbody Hall

 

 

"Quadapedal Ash Walk" Workshop
 
Guided by Mickeal
(Australia))

 

17:00

Subbody Hall

 

 

"The Call"
Performance by
Laurence
(France)

 

18:00

Subbody Hall

 

 

"Bird"  Performance by Pamela
(Mexico)

 

12Thu

 

OFF

 

 

13

Fri

 

10:00

Subbody Hall


 

 

Butoh Workshop
 Guided by
Madina and ANkur

 

17:00

Subbody Hall


 

 

 "Conversation with an Absent Father"
Performance by
Olga

 

 

18:00

Subbody Hall


 

 

 "Bhairava"
Performance by
Lilith (Israel)

 

14

Sat 

10:00

Subbody
Hall

 

 

"From Womb to Tomb" Workshop  by
Lilith

 

17:00

Subbody Hall


 

 

 "The Wounded Kite"
Performance by
Shamaayal

 

 

18:00

Subbody Hall


 

 

 "Situations"
Performance by
Aymon and cobody

 

15

Sun

 

10:00

Subbody Hall


 

 

"Presence"
Workshop
 
Guided by Aymon

 

17:00

Subbody Hall

 

 

 "Performance"
Performance by
Pamela

 

18:00

Subbody Hall

 

 "Performance"
Performance by
Olga

16

Mon

 

 

 

10:00

Subbody Hall

 

 

"Suspension" Workshop 
Guided by
Laurence

 

17:030

Subbody Hall

 

 

"Frozen"
Performance  by Madina

 

18:00

Subbody Hall

 

 

"Where the River Meet"
Performance  by Laurence

17

Tue

 

10:00

Subbody Hall

 

 

"Butoh Workshop"  
Guided by
Madina

 

17:00

Subbody Hall

 

 

"Solo"
Solo Performance  by Mickeal

 

18:00

Subbody Hall

 

 

"Performance"
Performance  by
Shai

 

18:30

Subbody Hall

 

 

"Revenge of the Machine Elvis"
Performance  by
Robert
(USA)

18

Wed 

 

10:00

Subbody Hall

 

 

"Moved Body" Workshop 
Guided by
Ankur

17:00

Subbody Hall

 

 

"Butterfly Dreams"
Performance  by
Ankur

18:00

Subbody Hall & Cobody Theater

 

 

"Grand Finale"
Performance  by

All Dancers

 
 いのちの輪 チョンとコーボディ 
18 May, 2014

いのちの輪 チョンとコーボディ


チョン(中国)は、ビザの関係で舞踏祭を前に帰国せねばならないことになったので、先週末この三ヶ月間のサブボディ=コーボディを統合した。
彼のからだの闇の世界を墓の生徒と共有する独自のコーボディ調体によって、これまでコーボディになれなかった生徒も、はじめて他の人の背後世界を踊る体験ができた。
それは予想以上に面白い体験となったようだ。
舞踏祭に向けて、じょじょにこれまでにない稀有なサボボディとコーボディの融合一体化といういのちの謎に触れていくことになる。
今年はこれら早くに離れることになったサボボディ=コーボディも舞踏祭参加作品に含めることにした。
すでにカナダでケスリ、ハビエールとの国際的な舞踏共創プロジェクトに合流しているジオをはじめ、インドのムンバイの彫刻家とコラボレーションするアンコールなど、塾生のノマド=リゾーム的な動きが活発化してきた。
この夏は世界各地で塾生やわたしのサブボディワークショップが
数多く開かれる。
そこは縦横無尽な交流と共振の場となるだろう。

国家や文化の違いや属する組織に縛られることなく、
あらゆる境界を超えて自在に分離し連結するという
ノマド・リゾームという形態は、

実際いのちが本当に求めているあり方なのだ。 


共振塾十年の歴史で、こんなにはやくそれが実現するとは予想もしていなかったが、うれしいことだ。
産婆の役目はまだだれも気づいていないいのちの胎児の息吹に耳を澄まし
それが実現できるよう最善の手助けをすることだ。
学校や舞踏祭という枠組みも、それを縛るものになってはいけない。
共振塾もやがてはもっと出入り自由なリゾーム型のありかたに変わっていく必要があるだろう。
新しいものが生まれるには、いつもこれまで誰も体験したことのない産みの苦しみを味わう。
これからも、何がどういうタイミングで起こってくるか、誰にも分からない。
ただ、もっともかすかないのちの息吹に耳を澄まし続けることが出来るだけだ。




 
 2014年5月4日

寂しい洞窟 ハイムとアンクール

ハイムとアンクールは、恒例のカングラフォートで、
廃屋のなかに洞窟じみた空間を見つけた。
大きな蝙蝠の巣窟になっていた。
そこで泥に塗れからだに耳を澄ました。
かれらはいま未かれらにとって曾有のエッジにぶつかっている。
それに耳を澄ますにうってつけの場所を見つけた。
ほとんど動けないからだから微細なふるえや蠢きが漏れ出てくる。
見ていた生徒たちも震えながら見ていた。
なぜなら、今ほとんど生徒たちがそれぞれの困難なエッジに直面しているからだ。
毎日のように生徒の誰かが泣きに来る。
あまりの多くのトラウマや忘れていた記憶がぶり返し、
処理しきれずに、身動きがとれなくなっているのだ。
ことしは例年になく、早く煉獄の中の創造の季節が始まっている。

ここからが正念場だ。
一体のサブボディ=コーボディの胎児もとりこぼさないように。
わたしはどこまで深く脱自して、耳を傾け続けることができるだろうか。
わたしにとっても試練を迎えている。


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 "Surrender to Nature" Gio and Cobody
29 April, 2014

After cobody experiment Dust Gio

First of all, thanks to all subbodies deeply from my bottom of heart, life.
I could feel how much you opened resonance ability, the full of honesty from your life, abyss.
This cobbody experimnet was very short but very intense for me.
I was dreaming the real beautiful resonance life to life without any judge, idea.
Actually this is a big experiment for me as practicing to listen to air, wind, flower, life, me and you.
The moments in the cobody was the most beautiful encountering in my butoh experience.
I can't describe my feeling with words. Just I want to share this video.
The moments, constantly life and body cross creating new space, relationship, qualia, world..
Thanks.
And actually I feel very sorry at the same time.
I tried to listen to the space transparently all the time but the last moment, after chaos I've lost the transparency. We were supposed to find an ending together in full of resonance.
But my ego made ending in different speed from another subbodies. I was following my qualia after Chaos. So I felt very sorry about that somehow I disturbed your own deep world was continued. Because I know, all subbodies were one of the deepest moment.
I will learn more how to listen. This experience would be precious message for my dance of Life.
Warm hugs and resonance to all the subbodies, cobody.
Gio

 
 
 
 2014年4月27日

「自然への降伏」 ジオとコーボディ


来週ケスリとハビエールとの舞踏共創のためにカナダに出発するジオは
この日これまでの探体を統合した。
彼女はこの間のからだの闇の旅でつかんだ最善あるいは最深の
謎と秘密と花を他の塾生と共有しようとした。
この作品は4つの部分からなる。

1.石
もっとも小さく固まった石になりこむことからはじめた。
もっとも密かな静寂体。
長い生命の歴史を耐え忍んできた命の形に。
その石はゆっくりと転がり、やがてひとところに集まって
大きな岩になった。

2.種から、花へ
長い時間の間に、からだの各部が外界と微細な生命共振をはじめるようになった。
じょじょに種からさまざまな花が開花していった。
舞踏における<花>とは、一般にある美しい花だけではない。
たとえどんなに醜く歪んだ形であれ、奇妙な動きであれ、妖怪であれ、
それが最適の序破急のタイミングを得さえすれば、
<美>に転化する。
各塾生は思い思いのからだの闇を探り、
それぞれの魑魅魍魎の<花>を開いた。

3.人生を歩く

ジオはある詩を読んだ。
それは、人生で同じ間違いに何度も陥ってしまう謎をめぐる
『チベットの死と生の書』にある詩だった。
彼女ははじめて共振塾に参加した3年前にもこの詩を踊っている。
その後ずっとこの問題に真向かってきたのだろう、
今回はその謎と秘密を全塾生と共有しようとした。
各自がそれぞれの人生で何回も同じ過ちに出会ってしまうという
謎と秘密を運びながら歩き、何度も転けた。

4.混沌

「汝の魂はなおも、踊る星を産むための混沌を孕んでいるか。」
フリードリッヒ・ニーチェ


長期生はすでに、からだの闇の旅で、
幾度となく混迷に陥る体験を持っている。
からだの闇は方向も目標もない非二元かつ多次元の闇だからだ。
だが、この混沌こそ命の無限の創造性、固有性と
共振性を開くためのの無限の宝庫なのだ。
踊り手は己の自己や自我をはじめとするあらゆる人間の条件を脱ぎ、
森羅万象になり込み、無数の異次元を跳梁し、
予測不能な出会いや奇妙な関係を踊った。

これがジオの何度も苦難の地獄を乗り越えてきた3年間の探求の成果だ。
彼女はそれを包み隠さず、透明に共有した。
お互いの、もっとも最善のもの、最深の謎と秘密をシェアするような関係。
これこそわたしが長年追求してきたものだった。
それは誰にとってももっとも豊かな探求と創造ができる世界だからだ。
これまでの群れの動きというようなコーボディの次元を超えて
ジオは見事にコーボディの新たな地平を切り開いた。
わたしたちはこの収穫をただちにシェアするだろう。
ありがとう、ジオ!

ジオが読んだチベットの詩は以下の通り。

私は道を歩く
歩道に深い穴がある
私はその穴に落ちる
私は、自分を失い、絶望的になる。
それは私のせいではない
そこから逃れる方法を見つけるには永遠の時間がかかる。

私は同じ道を歩く。
歩道に深い穴がある。
私はそれを見ないふりをする。
私は再びその穴に落ちる。
同じ場所に落ちるなんて信じられない。
しかし、それは私のせいではない。
そこから逃れ出るにはまた長い時間がかかる。

私は同じ道を歩く
歩道に深い穴がある。
私には穴があるのが見える。
私はまたその穴に落ちる.....それは習癖だ。
私の目は開いている。
私はどこにいるか知っている。
それは私のせいだ。

私はすぐに穴から抜け出す。
私は同じ道を歩く
歩道に深い穴がある
私は穴の周りを歩く。
私は別の道を歩く.....

「5章の自伝」
(『チベットの生と死の書』)


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