January-February 2012
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サブボディ共振塾ジャーナル
第3回 
国際
ヒマラヤ舞踏祭
2011


舞踏祭の写真集。 無料ダウンロード



 第3回舞踏祭の写真集ができました。
全体の写真集に続き全舞踏作品を順次電子出版出版。
本のようにめくれる電子ブックです。
今なら無料ダウンロードできます。

ヒマラヤ舞踏祭の写真集「死者の舞踏・生命の深淵」をダウンロード


写真集「無妙鬼 いぐ」をダウンロード

写真集「ツトム君の夢 カツD」をダウンロード

写真集「憑依 カツD」をダウンロード

写真集「人形・アクシ」をダウンロード

写真集「破滅の後で・アクシ」をダウンロード

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2012年1月18日


生命の深淵、死者の舞踏

第3回国際ヒマラヤ舞踏祭を振り返って

去年の舞踏祭の参加者から、撮影した開催中に撮影した写真や、
スケッチした絵が届けられる。
それを機会にもう一度舞踏祭の20作品の写真を見渡してみた。
すると、私たちが何をやったのかがクリアに見えてきた。
踊り手がみんな見事に死者になりきっている。
それだけではない。
観客もまた死者の世界に入り込んでいる。
それが実現できたことが今回の舞踏祭の新しい達成だった。
単に何人かの舞踏家が自分の舞踏作品を発表し、
観客はそれを鑑賞するというするような旧来の舞踏祭の枠を少しだけだが打破することができた。
踊り手は皆、自分の作品を踊るだけではなく、
ほかの踊り手が創るコーボディ(群れ)の踊りにも参加する。
そこで実にさまざまな生命の深淵と死者の世界を体験しながら踊る。
死者は無限に変容するからだ。

「死者は静かにしかし限りなくその姿を変えるのだ

彼等は地上のものの形をほんのふとした何気なさで借用することも珍しくない。


一年かけて土方巽の遺した「静かな家」に秘められている
数々の「死者の技法」を学んだ成果が如実に現れている。
ここまで来るにはやはり丸一年はゆうにかかる。
実に多くの微細なクオリアに対する気が遠くなるほど鋭敏な感覚を
磨かなければならないからだ。
しかもはじめて舞踏に接するような観客を、巧みに死者の変容世界に導き入れ、
ともにからだで体験する技術も身につけなければならない。
すべての踊り手がそれをやり抜いた。

この冬は毎朝、ヒマラヤに居残って越冬している少数の生徒たちと共に
脊椎をはじめからだの秘関、秘筋をひとつずつ丁寧に
3次元方向から多次元方向に動かす調体をもう一月半ほど続けている。
今朝はそのベーシックな毎日の調体につづけて、
からだの踊り場の各部に潜むふるえをめぐる調体と探体を行った。
ふるえは人間の意識では制御できない生命反応に属する。
からだの各踊り場にひそむふるえのクオリアを探求していくと
その底は無限に深い深淵に続いている事実に突き当たる。

私たちがからだの闇の探求で出会う生命の深淵とはなにか?

下意識の世界に降りていくと、何もかもが見知らぬ得体のしれぬものばかりだ。
底しれぬ混沌を経験する。
それは空間的に無限の奥行きを持っているかに見えるが、そればかりではない。
生命はそういうものに出会ったとき、40億年分の生命記憶を呼び出して
今出会っている未知なものに似たクオリアがないかを探す。
幻現二重のクオリア共振だ。
そして、内外クオリアを比較検討し、その未知なものに対応しようとする。
細胞内に保存されている40億年分の生命記憶は想像もつかない膨大なものだ。
その無限のクオリアの混沌に触れることが深淵なのだ。
死者の舞踏は、生命の深淵を共に体験することにある。
今年は、生徒の多くが二年目を迎える。
各自が固有の深淵を旅し、他者をその世界にガイドする共同探求を深めよう。
12人いれば、12の違った背後世界の深淵に入ることができる。
そうしてこのとてつもない闇を探査していこう。
10年かけてようやく念願の共同研究態勢が出来上がってきた。