透明論 




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第3章        
透明体になる

透明体とは、心と体の間が透明になること、
別の言い方をすれば意識−下意識−からだで起こっていることが、
ありのままに透き通って見えるからだになることだ。

ただ、ありのままといっても、
下意識のサブボディの世界は、
ただただ無数のクオリアが多次元かつ非二元を変容流動している世界だから、
そのまま見せても何のことかわからない。
ただのカオスを見せることになる。
下意識で起こっていることを
ほかの人にも伝わるかたちに変形して見せるのが、
透明体になるという創造の仕事だ。

そうしなければ、
逆にありのままに透き通って見えることにはならない。
翻訳が必要とされる。
「ありのまま」という言葉に矛盾しているように見えるが、
これは仕方のないことだ。
下意識界と意識の間にはそれほど深い根源的差異がある。

そもそも、下意識=サブボディ界には、
意識の世界のようなさまざまなチャンネルがない。
すべてが混淆している。
ところが、意識は
チャンネルに分けてしか情報を受け入れられない。
一度にひとつのチャンネルのクオリアにしか集中できない。
――体感チャンネル、
運動チャンネル、
映像チャンネル、
音像チャンネル、
情動チャンネル、
対人関係チャンネル、
世界像=自己像チャンネル、
思考チャンネル
などのうち、ひとつだけしか一度には受け止められない。
この違いひとつをとっても、
多次元・非二元で変容している下意識での出来事を意識に届けるには、
特別の工夫が必要となる。
カラだの闇の出来事を
ひとつひとつのチャンネルのできごととしてじっくり届けたり、
最適タイミングでチャンネル融合域に降りたり、
非二元域のクオリアに転生してたり、
次元数を増減させながら自在に往還する技法が必要とされる。
(次元数変換技法については、おいおい後述していくつもりです。)

そのために最初に創出されたのが、
マルチチャンネル・リゾーミング技法だ。

リゾーミングとは、
からだの一部からかすかな変成がはじまり、
それがからだの他の部位に波及していって、
ついにはからだすべてが
ひとつのクオリアに変成していくというものだ。
リゾーミングは、からだの一部で感じられる
かすかなサブシグナルをキャッチすることから始まる。
サブシグナルとは下意識界から届く
かすかな、あるかないかのサインである。
普段、意識はそんなかすかなものには注意を払わない。
意識を可能な限り休め
意識と下意識が半々につりあう
<透明覚>
と呼んでいる心身状態になってはじめて
そういうサブシグナルを感知できるからだになる。

そして、つかんだサブシグナルを
徐々に増幅していく。
からだの一部から隣の部位へ、
さらに全身へと伝染病がひろがるように
伝播していく。
その下意識とからだと意識の間で
起こっていることをすべて透明に
見せるのがリゾーミングテクニックだ。

すなわち、下意識からからだにたちのぼってくるものを
意識に見える形に顕在化して見せる技法なのだ。

リゾーミングは、まずは、もっとも
原生的なチャンネルである、
体感チャンネル、
運動チャンネルなどからはじめる。
序破急の序である。
そして、ひとつのチャンネルでの動きが
極限まで達すると、
別のチャンネルに転換する。
そうして、ひとつのサブボディの動きが
いくつものチャンネルのあいだで
転換し続けることによって、
ついにひとつのまるごとのクオリアを伝えるものになる。
序破急は実際には、
序破破破破……と破の転換が続いて急にいたる。
急ではすべてのチャンネルを一度に見せる
もみよせの急や、
統合チャンネルとしての
世界チャンネルにいたる急が典型的である。
それによって単独チャンネルのクオリアではなく
まるごとのクオリアが現出する。
急にいたったとき、
ひとつひとつの個別チャンネルを通じて見せられていたものが
じつはただひとつのサブボディの
多次元変容流動するさまを
伝えるものだったことが明らかになる。

下意識=サブボディ世界の出来事を
ありのままに伝えるには、
このような手続きが必要とされる。
だが、それによってはじめて
下意識界の出来事を
透明に見せることができるようになったのだ。

マルチチャンネル・リゾーミングによって
人の下意識の世界と下意識の世界が
まるごとクオリア流によって共振する
かつてない交通が可能になった。

人類史ではこれまでも
シャーマニズムなどの儀式や
神にささげる舞踏の中で
下意識界の出来事が立ち現れることはあった。
だがそれらは、その時代社会の暗黙の文脈の中で
無意識裡に立ち現れていたもので
下意識界やからだのに起こる出来事を意識に見えるように
透明化するという意図のもとで行われたことはなった。
それが意識と下意識とからだの境界を透明化し
人と人の新しい交通形態を創出するという
明確な意図の下で行われるのは
サブボディ共振塾が人類史上はじめての試みである。
これまで誰もそんなことを思いつかなかったのか、
思ってもそれを実現する心とからだの道を解明することができなかったのだ。



 

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