![]() |
|
クリオネのからだを見ていると、外界と内界の間で震えるような共振が起こっていることが総て透き通って見える。下意識での出来事も消化管の具合もなにもかも透明に踊って見せること。透明体になるとはこういう存在に転生することなのだ。 |
透明さについて、長い間追求しぬいてきた。 1994年に「透明さについて」という短い文を書いた。 サンチャゴは、 その答えに気に入ったわたしは 2005年に『透明論』を書いた。 その文章は、長い間心身で追求してきたことを この稿ではいくつかの視点にわけて透明さを扱う。 一つ目は、からだの闇に起こっていることすべてを、 ふたつ目は、からだでおこっていることを 三つ目は、それらが組み合わさって、 この三つが解明され、再びひとつに統合されるとき、 |
*透明論についての注: 実は 私は2005年に一度「透明論」を書いた。 それはのちにわたしの舞踏論、各種技法論、 共振論、肯定論、認識論、生命論として 分化していくものが分化する以前の アマルガムなカオスであった。 この論考と区別するために 「透明さについて 2005」としてこのサイトに掲載してある。 今私は、あらたな地平から、「透明論」に取り掛かる。 人間にとって意識優先の意識という現代の知のありかたの限界を超える 次の時代の知とは何かを考究する人間論的な観点、 知の態度の厳密な透明さとはなにかという認識論的な観点、 そして、具体的に透明体になるという実践的な観点にまで及ぶ。 すべてが透明になるというところまでいかなければ、どうにもならない。 中途半端な透明さなどないからだ。 |
調べたいキーワードを、上の検索欄に入力して、[Google検索]をクリックしてください。 |