| <破>―転換 その4 現幻転換 |
●転換その4. 現幻転換(Real/Imaginary Change: RI Change) 命はいつも、現実に触れ合っている外界のさまざまなクオリアと、 リアルタイムに共振すると同時に、 内部に蓄えられた内クオリアとも、二重に共振している。 これを体感するのに、よい練習がある。 静かに座る。どんな姿勢でもいい。 はじめは背骨をまっすぐ立てて座る。 あらゆる細胞が重力の方向を感知しているのを感じる。 重力に抗してからだの姿勢を保つために、 各部の細胞がどんな努力をしているかを感じる。 その体感をじっくりと味わう。 つぎに少しからだを斜め前に傾ける。 からだの各部の努力の仕方が微細に変わるのを感知する。 背中の筋肉が前以上に緊張し、それとバランスを保つために ほかの部位の状態も微妙に変化しているのを感じる。 もとのまっすぐな姿勢に戻る。 からだを傾けていたときのクオリアを思い出す。 また、斜めに傾こうとすると、その斜めのクオリアを思い出して からだが前もって準備するのを感じる。 このように、からだに蓄えられた内クオリアは 常に現在の外クオリアと二重に作動していることをつかむ。 これがクオリアの現幻二重性である。 リゾーミング・テクニックとは、この内外のクオリア、 現幻クオリアを コントロールする技術である。 現幻二重のクオリアを一度にすべて味わおうとするのは難しい。 まず、からだのどこかの一点で微細な内クオリアが立ち上がる かすかな始まりを捉えて味わうことだ。 それから、その内クオリアが、動きや映像や音像、情動などとして 外に現れてくるプロセスを、千ほどの小さなプロセズに刻み、 一つ一つを味わいつつ流れに従い、増幅していく。 そうすると、自分にとってもほかの人にとっても 何が起こっているかがはっきり見える。 リゾーミングは、コミュニケーションのための技法でもあるのだ。 |
|
調べたいキーワードを、上の検索欄に入力して、[Google検索]をクリックしてください。 |