<破>―転換 その2 反性転換


転換その2 反性転換 (Opposite Change :OPチェンジ)

転換の第二は、反対のクオリアに転換する、反性転換だ。

反対といっても、サブボディの世界は、日常界とは違って、
上下、内外など二次元的な境界で仕切られている世界ではない。
非二元であると同時に、ひとつのクオリアに対し、
無数の反対のクオリアが存在する多次元世界だ。
からだの闇を掘るにも書いたが、
この非二元かつ多次元というサブボディ世界の特徴が
だれにもはっきりつかめるのが、この
反性転換である。

反性転換の練習方法は、ふたり、グループ、ひとりと
いろいろな方法がある。
まずは、二人での練習からはじめるとよい。

1.二人での反性転換

ひとりが好きなように動く。
もうひとりは、その動きと同質のクオリアで動き関わる。
分かりやすいように、同じ速度、
同じ距離を保って関わるとよい。
これが<序>だ。
<破>において、
それぞれが反対のクオリアで動くように転換する。
ひとつの動きに対して、無数の反対のクオリアの動きが
ありうることがいやおうなく分かる。
ある動きを速いと捉えれば遅い動きが反性になるが、
その動きを高い動きと捉えれば低い動きが反性になる。
閉じていると捉えれば、開かれた動きが反性になる。
やってみればわれわれは、無限の反性がある
多次元世界に生きていることが分かる。
頭ではなく、からだごとサブボディの多次元世界に飛び込める。
<急>で、ふたたび二人が同じクオリアの動きに同化し、
終わりのタイミングを見つける。

反対のクオリアの動きに身をもって飛び込んでいくと同時に
<序破急>をからだでつかむ練習になる。

2.群れでの反性転換

5人で1グループになる。
<序>は5人が同質のクオリアで動く。
ひとりずつ場に入っていくとよい。
<破>では、2人対3人の二つの群れに別れ、
二つの群れは常に反対のクオリアで動く。
群れのメンバーはフレキシブルに入れ替わってもよい。
二つの群れ同士はできるだけストレンジな関係を持つ。
<急>では、5人が同じクオリアの動きに入って
終わりのタイミングを見つける。

これだけのルールで、自然に予期せぬ面白い即興が生まれる。
どのパートも、個人がどうしようとして、どうなるものでもない。
いやおうなく群れの論理に叩き込まれる。
考えている暇などないので、思考と自我を消し、
とっさに出てくる動きにからだごと身を投じることのできる
即動体になるよい練習になる。
リゾームになる、もってこいの練習だ。

3.一人での反性転換

以上の練習を経て自分ひとりのソロの動きに、
上と同様の<序破急>を取り入れる。
<序>は、同質の動きが続く。同質から同質への緩やかな転換をつなげる。
<破>で、異質な動きへ、反性転換を連続する。
だが、決して同じような転換はしない。
違った性質の反性転換をつないでいく。
動きのボキャブラリーを増やすのによい練習になる。



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