| <破>―転換 その1 静動転換 |
転換 その1 ●静動転換(Stillness/Movement SMチェンジ) 静止と動きの間の転換のタイミングを発明する。 静止と動きの間の転換のタイミングは 固有の踊りの美がそこから生まれるといって言い過ぎではないほど 重要なものだ。 踊りの中のどこかに重たい静止があると すべての動きが引き立つ。 短い静止は動きにリズムを与え、 違った味わいをもたらす。 あるいは動きが静止の一瞬に かけがえのない輝きを与える。 静止と動きは絶えず照らしあっている。 静止と動きの間のタイミングには 無数のバリエーションがありうる。 動きと動きの間の長い静止、 気が遠くなるほどの静止、 短い静止、 瞬間的な静止、 急激な静止、 じょじょに時間が凝固していくような静止、 静止のあとのじっくりした動き出し、 突発的な動き、 意表をつく動き、 さりげない動き、 すべての美は静止と動きの間で生まれる。 美とは珍しさなのだ。 見たこともない静動転換を発明せよ。 優れた静止と動きの間の転換が たとえようもなく味わいが深いのは 静止と動きの間にあるものは、 死と生との間に横たわっている深淵だからだ。 そういう深淵が立ち上ってくるような静動転換を 生涯に一度は踊ってみたい。 いくら工夫してもきりがないほど深い課題だ。 |
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