| 探体法8 八覚リゾーミング |
体底呼吸からはじめる。 体底を締めたとき、 そこに何らかのクオリアのかすかな兆候を感じる。 それを思い浮かべるだけで、 すでにからだは微妙な変容を始めている。 クオリアは瞬間共振するのだ。 そして、それを吸気とともにからだの他の部分に広げていく 。 やがてからだのすべてがひとつのクオリアに満たされたら、 呼気とともにそのクオリアがからだから抜けていくのを感じ る。 これを一呼吸ごとに八覚のいずれかのチャンネルでおこない、 つぎつぎに次のチャンネルに移っていく。 この練習は、これ以前の 呼吸、微速動探体、百丹三元、リゾーミング、 などの練習をすべて統合するものだ。 それらが身についてから、この練習に取り組んでほしい。 1.体感チャンネルのボトム・リゾーミング 息を吐ききり、体底を締める。 体底に体感チャンネルのなんらかのクオリアの かすかな兆候を感じ取る。 たとえば重い、温かい、こわばっている、緩んでいる、 などのクオリアのどれかだ。 体底が重い、と思うだけでいい。 それだけで体底が重く感じられる。 そして、体底を緩め、吸気とともに 重いというクオリアを他の部位に広げていく。 からだ全部が重くなっていく。 そして、呼気とともにそのクオリアが からだから抜けていくのを感じる。 2.運動チャンネルのボトム・リゾーミング 同様に、体底を締めると同時に 体底からなんらかのかすかな動きが始まっていく。 六道ゆらぎの順番に行うとよい。 ゆらぎ、震え、うねり、けいれん、壊れ、臨生の動き を吸気とともに体底から立ち上らせていく。 そして、呼気とともにその動きがからだを通り過ぎていく。 3.映像チャンネルのボトム・リゾーミング 体底を締め、そこから何らかの映像イメージを思い浮かべる。 湯気が立ち上る、絹のショールがゆらめき上る、凍り付いていく、 虫が這い上がる、などなどお映像イメージが体底から からだ全体に拡がっていく。 呼気とともにそのイメージが通り過ぎていく。 4.音像チャンネルのボトム・リゾーミング 体底になんらかのメロディーやリズムを持った 体腔内の音楽を感じる。 体腔音楽は外的音楽とは別の、生体内流動の音像である。 内臓の不規則な音、呼吸音、心音、血流音などの 総合された体内音楽がからだに満ちていく。 そして、呼気とともに抜けていく。 5.感情チャンネルのボトム・リゾーミング 体底になんらかの生体反応を感じる。 それがかすかな情動の色合いを帯びつつ からだを立ち上る。 胸の辺りで意識にそれと分かる感情となり、 首から顔の表情、全身の動きへと広がる。 呼気とともにそれが抜け去っていく。 6.関係チャンネルのボトム・リゾーミング 体底に誰かとの関係のクオリアを感じる。 母、父、友、教師、隣人など 思い浮かべやすいクオリアからはじめるとよい。 慣れれば想像上の生き物や人物像との関係に発展させる。 吸気とともに、ひとつの関係クオリアに からだ全部が満たされ、 呼気とともに過ぎ去っていく。 7.世界像=自己像チャンネルのボトム・リゾーミング 体底からひとつの世界像を思い浮かべる。 胎内世界、母子一体世界、家庭、学校、社会、 海中、密林、砂漠、異星など、任意の世界像でいい。 吸気とともに、その世界像と、 その世界の中の自己像になりこんでいく。 呼気とともにその世界は消えていく。 8.思考(気づき)チャンネルは、すべての作業の最後に 開いてくるので、ここでは練習する必要はない。 この技法を身につければ、 ありとあらゆる任意のクオリアを呼び出し、 それにからだごと成りこんでいくことができるようになる。 無敵のクオリア遣いへと変容する。 おそらく、今のところ、もっとも高度な練習のひとつだ。 ここまで来るには、これまでの練習をすべてこなし、 総合できるからだになる必要がある。 |