探体法12  <鮮深響>技法


<鮮深響>技法

探体においては、<鮮深響>の指標を参考にするとよい。

からだが味わいたい新鮮なクオリアに乗り込んでいくのが
<鮮>のクオリアだ。
サブボディは好奇心に満ちている。
まずはからだが新鮮だと感じられるものはすべてやってみるといい。

そのうち、なんだかわけが分からないけれど
どこかで自分の深いところに
つながっていそうな感じがするものにぶつかる。
それが<深>のクオリアだ。
それに乗り込むと自全のなかの深いところへ連れて行ってくれる。

これだ!この体感を味わいぬきたかったのだ!
と感じられるものに出会ったら、
それぞ<響>のクオリアだ。
それに出会えたら今日は幸運だ。
めったに出会えるものではないからだ。
からだ全体で味わえばいい。
自全の天地が共振する
序破急の<急>になりうる踊りが見つかるかもしれない。

思考が立ち上がってきたときは<鮮深響>に集中する

探体のプロセスで、思考が立ち上がってきて、
微細なサブシグナルの聴き取り作業の邪魔をし始めたら、
思考チャンネルに<鮮深響>のサブシグナルを
聴きわける仕事をお願いする。

まず、思考チャンネルに、いま感じている
サブシグナルのうちから
新鮮な快感を伴うもの、これまでに味わったことも
見たこともないというサブシグナルを見つけさせること。
それが、<鮮快>だ。
<鮮快>は、探体の最初の入り口として
もっとも普遍的なものだ。
いのちはいつも新鮮なものを求めている。
それに出会えば喜んで追求しようとする。

つぎの段階は<深快>だ。
体験するクオリアのうち、
なぜか理由は分からないが
なぜか気になる、自分の深いところに
つながっていそうな気がするものに出会う。
これは、自全のなかのより深い位相に
導いてくれるものだから大事にする。
<序破急>の<破>に導いてくれるものが
この<深快>になる。

さらに、探っていくと、
放っておいても体全体が興に乗り、
自全の全体が震えだすものがある。
これが<響快>だ。
それを見つけると、<序破急>の<急>にいたる
入り口が見つかる。

最初は区別つきにくいかも知れないから、
思考にはそれを味わい分ける仕事に専念してもらう。
すると、余計なことを考え出す暇がなくなる。

実際の練習では、つぎから次へと
これまでに見知らぬ新しい課題を
こなさねばならないようにプログラムを組んでいるので
思考が入る余地は少ない。
だが、一人になってサブボディを探ろうとすると
ときに思考が立ち上がる。
そのときにこの<鮮深響>を思い出して、
思考にお願いするのがいい。


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