最小呼吸


1.上記の<体底呼吸>の練習を、ステップ1からステップ3まで進める。
2.やがて、胸部や腹部をまったく動かさず、
会陰部の筋肉だけを最小限に動かして、
最小限の呼吸をすることが出来るようになる。
3.最小呼吸は、舞踏体への変成の第一歩である静寂体への変成から、
命がけで突っ立つ死体となる衰弱体
異次元の存在に転生する臨生体
など舞踏のもっとも高度な変成のために使う呼吸法として、
もっとも重要な呼吸法のひとつである。
4.他界あるいは異次元の存在に転生したまま、
この生きた世界に対して臨生のまなざしを送る、
<急>のなかの<急>を踊りの中に成就することが必要になったとき、
このテクニックが不可欠のものとなる。

だが、急ぐことはない。
そんな時がやってくるのは、君の踊りの人生の最期のときだ。
舞踏とは、長い長い時間をかけて、
最期の最期の他界からの臨生のまなざしに転生していくことだ。
一生かけて身につけた踊りの技巧をすべてそぎ落とし、
この世と別の世界との間でゆらぐだけの
命がけで突っ立つ死体となって、
最期の舞を手渡すために生きる。


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