| 自全を透明化する |
●自全透明化瞑想 1.静寂体になる ゆらぎ瞑想をしながら、静まり返ったからだになる。 第一レベルの体底呼吸から、第二、第三、 第四レベルの体底呼吸に進んでいくとよい。 からだのもっとも微細なシグナルに耳を澄ますことが できるようになるまで静まり返る。 2.生命ゆらぎに聴く 第4レベルの体底呼吸(=最小呼吸)をしながら、 体底部のみをかすかに動かして呼吸する。 生命ゆらぎの微細な変化に耳を澄ます。 自分はいったい何を実現したいのだろうと、命に問いかける。 その問いがいつもからだの闇でこだましているような状態を維持す る。四六時中自全がその問いと共振している状態をつくる。 3.からだをめぐるサブシグナルに耳を澄ます 肛門周辺の筋肉と下腹部の最下部の腹筋のみを使って 第4レベル、または第3レベルの体底呼吸をしながら、 からだの各部の細胞の内呼吸に耳を澄ます。 からだの各部に起こる微細な体感の変化と対話しながら、 血液の味の微細な変化に耳を澄ます。 血液の中をさまざまなサブシグナルを担った クオリア伝達物質が流動している。 その変容流動を直接味わう。 酸素、廃棄物、ペーハー、水分、糖分、脂肪分、各種ホルモン、 性ホルモン、神経伝達物質、免疫伝達物質、血圧、 ……などのゆらぎに耳を澄ます。 4.生存諸欲求のゆらぎを聴く 体底呼吸を続けながら、からだの状態の微細な変化が、生存諸欲 求の微細なゆらぎにどうつながっているかに耳を澄ませる。 生存欲求、快適欲求、安全欲求、つながり欲求、 自己実現欲求などのゆらぎを味わう。 5.情動ゆらぎを聴く からだの微細な変化がどのように各種欲望や、無意識的な情動の 動きとつながりあっているかに耳を澄ませる。 情動は無意識裡に起こっているからだの変化と、 意識や感情とを媒介するメッセンジャーである。 からだに起こっている変化、血液の変化、欲望の変動、情動のゆら ぎ、……それらが、各部の筋肉の緊張や弛緩に、そして、感情の動 きに、心のあり方にどう関係しているかを透明に観察する。 6.八覚各チャンネルへの顕れを聴く からだの各部と対話しながら、各チャンネルへの微細な顕れに耳を 澄ませる。 特異な体感、緩み、凝り、こわばり、身体症状、嗜癖、…… ふと出てくる動き、動きの癖・好み・傾向、動けない感覚、…… 夢、ふと浮かんでくるビジョン、さっと通り過ぎるイメージ、…… からだの中のリズム、無言のささやき、なにか言いたくなる衝動…… 不意にこみ上げる情動、感情の囚われ、ふさぎ、顔のこわばり…… 対人関係のもつれ、くぐもり、人恋しさ、関係覚流のうねり、…… 世界像と自己像のわずかなずれの感覚、かすかな不全感、…… 思考の癖、循環思考、こだわり、気がかり、ふとよぎる思い、…… そして、それらのなかに、 自分がうまくコントロールできるシグナルやチャンネルと、 うまくコントロールできないもの・チャンネルがあることを味わい分ける。 ●自全を透明化する 7.自分のチャンネル特性を知る 誰にも得意チャンネルと、不得意チャンネルがある。 もしきみが、1の生命ゆらぎからら6の各チャンネルへの顕れまでのプロセスをすべて透明化できるチャンネルは、 自分で制御しながら自由に使うことができる得意チャンネルになる。からだの微細変化を透明に見たり感じたりできないチャンネルや、 うまくコントロールして使うことができないチャンネルは不得意チャンネルだ。 不得意チャンネルでは、サブシグナルの流れの一部分が、 自分にとって不透明なまま進行する。 それは、ある瞬間突然闇の中から襲い掛かってくるかに感じられる。 わたしたちはその不透明なサブボディに囚われ、振り回されてきた。 ときにはそれに支配され、憑依される。 自全を透明化するとは、これらの不透明チャンネルによる支配から 自分を解き放つ作業である。 この不得意チャンネルの不可視のサブボディの動きに触れ、 一緒に踊ることを試みる。 8.自分の問題を解決するサブボディを踊る これまで、うまくコントロールできず、無意識裡に囚われてきた問題を見つけ、それと踊ることを試みる。 少なくとも、その存在を認知し、特性を知り、一緒に踊ることをつうじて、 その不得意チャンネルのサブボディと友達になることができる。 友達になれば、前のように不意に襲い掛かることはなくなる。 互いに見知り、肯定しあうことができたからである。 こうして、徐々に自全の中で起こっていることのすべてが 透明に透き通って見えるからだになっていく。 9.透明体への長い道 からだ、身体反応、血流、情動、気分、下意識、意識、感情、思考、 対人関係、世界像=自己像流――これらの間で起こっていることが、 すべて透明に見透かすことができる透明覚と、 それらを透き通って見せることができる透明体に変成すること。 ここから先は、長く辛抱強く多彩な訓練が必要な 死ぬまで続く透明体への修行のプロセスとなる。 どこまで行っても、すっかり透明になることなどありえない。 だが、ほんの少しでもこれまで不透明だったものが、 霧が晴れるように透明化するときの喜びは 何ものにも代えがたいほど大きい。 |
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