心身透脱


1.静寂体になる

座位(ゆらぎ瞑想)でも立位(灰柱の歩行)でもいい、
もっとも静かなからだ(静寂体)になる。

そして、からだ(脳心身すべてをさしてこう呼ぶ)に起こる
クオリアゆらぎに耳を澄ます。

どこまで微細にクオリアのゆらぎを聴き分けられるか、
その違いを味わうことができるか、
ただただそれに聴き入っていく。

やることはそれだけである。
言葉にも動きにもしない。
ただからだで咸じる。
(こころではなくからだで感じるから咸と書く)。

からだのフィジカルな動きを最小にする。
どんなに静止しようとしても
生体はいつも微細にゆらいでいる。
フィジカルな動きを止めても
クオリアがゆらいでいる
クオリア止めても
生命がゆらいでいる

その極限の静寂体になったとき
はじめて粗大界のフィジカルと微細界のクオリアとの間で起こる
妙間次元の微妙な共振に触れることができる。

2.妙間次元に聴く

妙間次元とは、粗大な物質界と、
クオリアの存する微細界をつなぐ次元である。
そこに時間でも、空間でもない、
第三の妙間次元が存在する。
――妙間次元については、共振論「妙間次元について」参照。
だが、いまそれはどうでもよい)

微細になればなるほど、
クオリアは多次元を自在に行き来し
複雑さと面白さと奇妙さを増していく。
これを味わっているだけで
どんな面白い長編映画を見ているより
われを忘れて時が過ぎていく。

共振が、どちらか一方から他方への働きかけによって起こるのではなく、
等価な両者の間の相互作用として起こっている実相に触れる。

脳のニューロンレベルの極小のフィジカルな動きがクオリアに転化し
微細なクオリアのふるえがフィジカルなゆらぎに転化する
両者の間の透明な相互転化に耳を澄ます。
そして、両者が一個二重の非二元であることを透咸する。

3.非二元の共振

両者と書いてきたが
実はそれはふたつの別物ではなくひとつなのだ
物質でもなく、非物質のクオリアでもない
ひもの共振からそれらが生まれていることを知る。
心でも体でもない
物質でも観念でもない
自も他もない
類も個もない
ひもの共振はひとつでもありすべてでもある
一でもあり全でもある
一の中に全がある
これが宇宙の根源なのだ
そして意識を消す
心身を透脱する


1から2へ観念で飛ばないことに注意する。
1,2両者の相互転化に耳を澄ましている中で、
両者という二が、共振という一であることを透咸する。

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