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春期全日コース (残席8名)

3月9日(月)ー6月12日(金)
月ー金曜 10:00-17:00

夏期半日コース

6月15日(月)ー9月4日(金)


秋期全日コース

9月7日(月)ー12月12日(金)
月ー金曜 10:00-17:00

2020新産婆陣


2020年は新産婆陣によって、新しい共同研究=共同産婆=共創技法

の探求がガイドされる。共振塾は誰もが産婆になる真のリゾームに転生する。

Leeはいのちに耳を澄ます瞑動リトリートと執筆に専念する予定です。

インド共振舞踏ツアー

12月1日ー2月28日

多数の塾生がインド各地でワークショップと舞踏公演を展開。
デリー、カルカッタ、ムンバイ、バンガロー、タムクールなど
主な都市で共振アーティストとのネットワークを築きます。

オーストラリア共振舞踏ツアー

12月1日ー2月28日

ヒマラヤでいのちの創造性を全開し、

生命共振を世界に広げよう!


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舞踏革命・実技編 エッセンス
 
実技編の内容の精髄を、ビデオと記事で連載します。

読者の皆様の独修にお役立てくだされば幸いです。
 
 なぜ、言葉を止める必要があるのか?
生命共振出版
 

舞踏革命・実技編

Kindle E-Book版 1742円

印刷版もまもなく刊行!

 
2019年12月7日 

舞踏革命から生命共振革命へ 
   


前著『舞踏革命』の冒頭に、3つの問いを掲げた。 「いのちとは、クオリアとは、共振とは何か?」というわたしが懐き続けている3つの謎だ。この『舞踏革命’実技編』は、その問いに20年間ヒマラヤで取り組んだ実践的解答となっている。
いのちの謎を解くには、頭ではなくからだごといのちになるしかない。そのためのさまざまな実践的取り組みが収録されている。
クオリアについても、当初のクオリアと言葉との二元的囚われから解き放ち、近年発見された<クオリア言語>とからだの動きでお互いのクオリアをシェアする<クオリアシェア>を始めとする実践的解答を紹介した。共振の謎についても、<共振の次元数を増減する>という新しい切り口や、<共振リゾーム>という振付家の存在なしに、生命共振だけで共創する方法を確立した。それらによって踊り手全員がサブボディ=コーボディという大きな生きものに生成変化するという、この20年間ではじめての生命共振の奇跡が起こった。この書にはその奇跡を実現するためのあらゆる方法が網羅されている。これらを世界中の人々、この世界をより面白く変えていきたいと思っている人々と分かち合いたい。



Kindle e-book 1742円

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オンデマンド印刷版もまもなく刊行!

からだの闇を掘る
 
 

『舞踏革命・実技編』のダイジェスト版をお贈りします。

出版を記念して、読者の方々に、そのダイジェスト版のPDFをお贈りします。

下記までご連絡いただけたら、ただちにPDF版をお送りいたします。

エール宛先、subbody@gmail.com

15年分の記事をすべて合わせると、当初は2000ページを超えるものになりました。

そこから、厳選して約半分の量にして、アマゾンで出版することにしました。

オンデマンド印刷版の方も年内には出版できる見通しです。

下記にその内容目次を掲載します。ご参考になれば幸いです。

目次

まえがき

第1章        舞踏革命から生命共振革命へ

1.ヒマラヤ20年

共振塾ヒマラヤ20年の歩み

2.生命、クオリア、共振

生命、クオリア、共振の謎と実践的解答―生命クオリアの多重共振

3.サブボディ=コーボディ

サブボディ=コーボディとは何か―「舞踏とは?」

4.いのちの創造性

いのちの無限の創造性とは何か―クオリアの<共振創発>―いのちの望みに従ってここまできた―土方巽と同様の無限の創造性を開くからだになる

なぜ日常体は創造性を失ったのか

5.生命共振技法

生命共振舞踏とは―いのちからいのちへと伝わる舞踏―モンスーンが壊れていく―<癇の花>を踊る―生命共振芸術

6.サブボディ技法のリゾーム革命

サブボディ=コーボディ共創の奇跡―

7.思考を止める技術

思考を止めることは、サブボディのアルファとオメガだ―瞑想と瞑動―何を失うことで、クオリアは情報になるのか―クオリア・リゾーム・共振

8.わたしの先達たち

神の死と人間の消滅=フーコー―わたしの人生を変えた言葉=リゾーム―土方とドゥルーズの共時性

9.個性化から全生化へ

自己実現から、生命実現へ―未来の倫理

第2章 透明

 1.透明さとは何か

透明になる―40億年の命として見透す―透明離見―自己と世界の共振を踊る―からだの闇の多次元パズルを解く

2.透明さを損なうもの

いのちが不透明になるとき―意識―意識はいつも世界から圧迫されている―意識が覆い隠すもの―意識という睡眠状態から醒める―「人間」―「人間」という思い込み―自我―自我という最強の元型―自我の現われ―自我の鎮め方―元型―元型による囚われ―群れの元型・世界像の元型―元型の二面性―元型の起源―元型・祖型に対する基本態度―自在往還技法―自分といのちの間を自在往還する―わたしであるかどうかがどうでも良くなるところまで―ほんとうの癒やしとはなにか―生命の創発としての治癒―死者の技法といのち技法―他界からのまなざしで生命を見る

3.美とはなにか

踊りにとって美とは何か―土方舞踏の<美の革命>―命が震える踊り―世阿弥と土方巽―美は共振にあり

第3章 耳を澄ます

1.とても微細なクオリア

からだの闇の微細なクオリアに耳を澄ます―細胞生命の微細共振に耳を澄ます―「耳を澄ます」の先人たち

2.非二元・多次元のクオリア

非二元域に耳を澄ます―チャンネル分化以前の非二元クオリアへ―非二元クオリアと各チャンネルのクオリアを往還する―時と非時―いのちの語法

3.うまく共振できないクオリア

いのちがうまく共振できなかったクオリアを探る―一度も繰り返したことがないクオリアを探る

第4章 調体

調体とは何か―調体を毎朝の習慣にする―共振ヨガ―瞑動―瞑想と瞑動の違い

調体ゼロ番 呼吸

生命の呼吸―操体呼吸―ボトム(体底)呼吸―全身呼吸―微細呼吸―タオ呼吸―胎児の呼吸

調体一番 ふるえ瞑動

微細ふるえ

調体二番 ゆらぎ瞑動

 ゆらぎ瞑動―時計ゆらぎ―全方向ゆらぎ瞑動

調体三番 三元瞑動

百丹三元

調体四番 密度を運ぶ

獣体への変容―気化体への変容―固体への密度の変化

調体五番 五秘クオリア

秘関(秘蔵関節)―秘筋(秘蔵筋肉)―秘腔(秘蔵体腔)―秘液(秘蔵体液)―秘膜(秘蔵皮膜)―秘膜各層の由来

調体六番 六道のクオリア

六道調体―六道の旅

調体七番 リゾーミング

リゾーミングとは

調体八番 非二元=八覚往還

非二元クオリアに耳を澄ます―非二元=二元ゆらぎを踊る―からだの闇の音像流―からだの8チャンネルに衰弱クオリアを通す

調体九番 次元数の増減

多様体の価値は次元数で決まる―共振の次元数を自在に増減する―Xによる還元と再生と、次元数の増減―背後世界とは何か―土方巽の三

調体十番 十位十体

十位で探体する―十体

調体十一番 生命共振

共振タッチ―タオ指圧―コーボディ調体―多次元複合調体

5章 歩行

全生を運ぶ歩行瞑動―灰柱の歩行寸法の歩行―寸法の歩行の<不連続性>―共振の次元数の拡大―三寸法の歩行―虫の歩行―虫の歩行の序破急―虫の歩行の最終節に秘められた贈りもの―石の歩行・山の歩行―衰弱体の歩行―人間の歩行(ヒューマンウオーク)―ヒューマノイドの歩行―崩れの歩行―自全歩行―世界歩行

第6章 探体

1.非二元の闇を探る

踊る星を生むための混沌―闇のクオリア―踊りはどこから出てくるのか?―胎内ゆらぎ―胎界遡行―人間子宮―からだの闇の仮の見取り図

2.いのちの全体を探る

生命記憶40億年の不思議―自分の全体を踊る―自全風呂―生命好味楽瞑動―半眠半覚瞑動―微速動探体―生命クオリアの祖型―原生クオリアを探る―原初生命へ遡行する―単細胞瞑動―生まれたばかりの原初生命になりこむ―サブボディ=コーボディの闇―背後世界を踊る―可視と不可視の間で踊る―ドリームボディ―夢が染み込んだからだ―自己催眠―能動的想像(アクティブ・イマジネーション)

3.鮮深必

新鮮・深淵・必然―踊りの血液―傷という技術と形の戒め―いかにからだの闇を毟るか―からだの底を見つける―3分間で自分の人生を踊る―五欲の旅―生存五欲瞑動―異貌の自己―性を脱ぐ―あらゆる性を生きる

4.うまく共振できないものを踊る

思い出せないクオリアの発掘―自分の囚われに出会う―問題に自分を食わせる=カフカ―世界に喰われ続けるからだ=土方巽―自分の十個の問題を踊る―軋む空気―いのちのよじれとよじれ返し―もつれ・結ぼれを解きほぐす―いのちの不具・障害と共振する―エッジを踊る―『癇の花』を踊る

5.特殊技法

見せると隠すの逆説を踊る―微細管理技法―Xによる還元と再生―密度を運ぶ―「タメ」―「せぬ隙」―世阿弥の砕動風と土方巽の衰弱体―生死の間隙で踊る砕動技法―癇の花を踊る砕動技法―重畳の禁―<すり抜け><間・背後で踊る>―個人神話と世界神話―自在跳梁

6.踊りを深める

踊りが深まるとはなにか―いのちからみた創造の深化とはなにか

第7章 共振技法

1.共振

あらゆる心身現象をクオリア共振として解く―主体なき共振―ひとつになるという共振の奇跡―単細胞生命の共振に成り込む―共振力を深める―合わせ離れ―率先・促進・追随―振付家を超えて

2.<クオリアシェア>

<クオリア言語>の発見―<ドリーーミングシェア>の革命―<祖型ドリーミングシェア><コーボディドリーミングシェア 1><コーボディドリーミングシェア 2>―瞑動は細胞の生命記憶を目覚めさせる

3.生命共振

生命共振の回復―3.11生命共振を踊る

4.初期のコーボディ共振実験

コーボディ1 <群れのコーボディ>

コーボディ2 <森のコーボディ>

コーボディ3 <石庭のコーボディ>

発明伝達共振

第8章 リゾーム

1.リゾーム

砂漠で迷子―リゾームとは何か―いのちになる。リゾームになる。―リゾームになる。いのちの創造性を全開する。

2.リゾーム=ツリー往還

リゾーム⇔ツリー自在往還―リゾームとツリーの、両世界を自由に行き来する

3.リゾーミング

リゾーミングとは何か―図地兆リゾーミング―<リゾーミングシェア>

4.共振リゾーム

<共振リゾーム>とは何か―<共振リゾゾーム>はなぜ面白いのか―脱領土化瞑動―リゾーム共創のメタスキル―キメラ多様体になる―自在跳梁リゾーム―<遊びのリゾーミングシェア>―得体の知れないリゾームになる

5.世界をリゾームに変えていく

ノマド=リゾーム=プラトーへ―ノマドリゾームという生き方

6.『リゾーム』抜粋

ドゥルーズ&ガタリの『リゾーム』原文抜粋―

第9章 創造技法

1.序破急

生命共振技法としての序破急―<序>=微細傾聴に観客を巻き込む―<破>=異次元開畳―<急>=揉み寄せ―序破急成就―虫の歩行の序破急―ミクロの序破急

2.花秘謎

花と秘密と謎―世阿弥の咸と土方巽の癇―クジャクという花―振り付けとは何か―振付と即興

3.世界共創

これから来る未知の秩序―全員がからだをくもらす―うっすらとある陰気な空気―世界を共に創る―序破急共創技法

第10章 舞踏譜

1.『癇の花』

<癇>とはなにか―癇の歩行

2.『静かな家』

 『静かな家』ソロ覚書き 原文―『静かな家』の深淵―『静かな家』の序破急成就

3.『病める舞姫』

いかに『病める舞姫』は書かれたか―生命共振の奇跡の書

4.土方巽の方法

土方巽の方法―土方の舞踏譜言語の特徴

5.独自の舞踏譜を創る

独自の舞踏譜をいかに創るか―けむり虫の歩行

第11章 十体

世阿弥の三体論

. 静寂体

命になりこむための静けさ―静寂体

1. 衰弱体

舞踏の原器としての衰弱体―衰弱体の内的必然―なぜ衰弱体になる必要があるのか

2. 原生体

もっとも原生的なからだ

3. 異貌体

見知らぬ自己―出てこれないもの

4. ボトム体

ボトムの謎―土方の小箱体―大野一雄のボトム―ボトムボディの元型

5. 傀儡体

傀儡=異世界の媒体―佐々木幹朗の『人形記―日本人の遠い夢』―ヒューマノイド

6. 気化体

いのちの非望を踊る

7. キメラ体

生存のキメラ

8.  憑依体

憑依されたからだ

. 元型体

元型と本能

10. 砕動風

からだのくもらし方―クオリアの雲をまとう巣窟体―生死の境で砕動する

11. 透明体

透明さという非望―透明な踊りへ

12. 共振体

サブボディ=コーボディという共振体

第12章 産婆になる

1.産婆

相手の問題を他人事とせず、わがこととする―共同産婆への道―産婆リゾームになる―ソクラテスの産婆法を超えて―<自己への配慮>から<いのちへの配慮>へ

2.いのちの肯定

未来の倫理―生命の自己治癒力をうながす―海馬の新生ニューロンの生長をうながす

3.内なる革命

24時間の内なる革命

4.エッジ

エッジに対する基本的な態度―エッジワーク―呼吸困難のエッジワーク―世界チャンネルのエッジ―原初生命にとってのエッジ・クオリア―エッジワークと「メンゲン」―癇の花を見逃すな

5.メタスキル

産婆のメタスキル―産婆の三―産婆心得―産婆そのものの消去―ミンデルと遠藤亮及師

6.嵐のなかの透明覚

おどり、もつれ、からみ―投影、転移・逆転移、ドリーミングアップ―クオリア共振の特異性―状態依存的記憶・学習・行動―クオリアの共振増幅と共振加速―世界チャンネルの深淵―混沌を透明化する

7.脱自

脱自調体―臨生のまなざし

あとがき

参考文献―筆者紹介―著作紹介


 


 
 デフォルトモードの発見
2019年12月7日 

思考を止める技術

思考を止めることは、サブボディのアルファとオメガだ


なぜ、思考を止める必要があるのか?

大脳皮質は6つの層からなるコラム(柱)状の構造をもつ。第2,3層は左右脳の交通による言語思考、4,5層は感覚、6層は運動に関するグリア・ニューロンネットワークを構成する。言語思考を行っている脳では第2,3層のニューロンが盛んに連結発火している。4,5,6の大脳皮質の下層部のグリア・ニューロンネットワークに保存されている多様な微細クオリアに直接耳を澄ますには、第2,3層の電気信号の連結発火を止めなければならない。そのままにしていると、それにマスキングされて、微細な感覚・運動のクオリアを感知することができない。グリア=グリア間、グリア=ニューロン間の共振は、メッセージ物質の化学信号を介して行われるため、ニューロンの電気信号に比べて極端に微細な信号であるからだ。高速道路の真ん中で、微細なクオリアに耳を澄まそうとしても大音響にマスキングされて不可能になる。

このため、大脳皮質2,3層を行き交う言語思考の電気信号を最小限にまで抑制する必要がある。声に出して話すことを止めるのみならず、絶えず、無意識裡に立ち上がってくる内語にも注意しその立ち上がりで止める必要がある。古典瞑想でいう「念を継がない」というテクニックだ。この小さな気づきをサティと呼ぶ。サティによって、言語思考を止めたときにだけ、大脳皮質深部で行き交う微細なクオリアに、耳を澄ますことができる。


大脳内の電気信号の状態を示す脳波は、言語思考を行っているときは、一番上のベータ波モードにある。思考を止め、ぼおっとしている状態になるとアルファ波モードになる。瞑想状態でもこのアルファ波モードになることが知られている。

デフォルトモードの発見

従来、この状態の脳はなにもしていない状態と捉えられていたが、近年の脳研究で、この状態では、思考状態よりもより活発な活動が行われていることが発見された。デフォルトモードと呼ぶ。上のコラムでは❶マインドワンダリングとして示されている。

   思考考状態の脳

なにかに集中して思考しているときの脳は前頭前野とよぶ思考野のみが活動している。

瞑想と瞑動

デフォルトモードの脳・瞑想中の脳

マインドワンダリング状態とも呼ばれるデフォルトモードでは、これに対し、運動野以外のほとんどの脳領域が活発に活動し、コミュニケーションを図っている。瞑想中の脳を観察すると、このデフォルトモードになっていることも発見された。脳内のさまざまなクオリアが出会い、<共振創発>によって、新しいクオリアを生むことができる。これが瞑想中に思わぬひらめきや悟りが訪れる根拠だ。

瞑動中の脳

動く瞑想、瞑動中の脳はまだ誰にも観察されていないが、上図のように運動野を含む大脳の全領域が活性化し、異領域のクオリアと異領域のクオリアが自由に出会い、<共振創発>による新しいクオリアの創出がもっとも活発に行われる状態であることは、容易に想像できる。実際、これまでに見たこともないみずみずしいサブボディ=コーボディが塾生のからだからこんこんと湧き出ることによって、立証される。

瞑動とは、古典的な瞑想が閉じてきた動きのチャンネルを開き、全チャンネルのクオリアの出会いをもっとも促進することのできる画期的な方法である。瞑動技法は舞踏やダンスのみならず、あらゆるジャンルの芸術に適用することができる。あらゆる人が創造者になることができる人類史上もっとも重大な発見のひとつである。瞑動は来たるべき静かな生命共振革命の中で、だれもが自分らしい創造者としての生を開くことのできる時代を切り開くだろう。


からだの闇をもっと読む

2019年12月1日 

舞踏革命から生命共振革命へ 
   

まえがき
前著『舞踏革命』の冒頭に、3つの問いを掲げた。 「いのちとは、クオリアとは、共振とは何か?」というわたしが懐き続けている3つの謎だ。この『舞踏革命’実技編』は、その問いに20年間ヒマラヤで取り組んだ実践的解答となっている。
いのちの謎を解くには、頭ではなくからだごといのちになるしかない。そのためのさまざまな実践的取り組みが収録されている。
クオリアについても、当初のクオリアと言葉との二元的囚われから解き放ち、近年発見された<クオリア言語>とからだの動きでお互いのクオリアをシェアする<クオリアシェア>を始めとする実践的解答を紹介した。共振の謎についても、<共振の次元数を増減する>という新しい切り口や、<共振リゾーム>という振付家の存在なしに、生命共振だけで共創する方法を確立した。それらによって踊り手全員がサブボディ=コーボディという大きな生きものに生成変化するという、この20年間ではじめての生命共振の奇跡が起こった。この書にはその奇跡を実現するためのあらゆる方法が網羅されている。これらを世界中の人々、この世界をより面白く変えていきたいと思っている人々と分かち合




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 Medimotion
 
 デフォルトモードの発見
2019年12月7日 

思考を止める技術

思考を止めることは、サブボディのアルファとオメガだ



なぜ、思考を止める必要があるのか?
大脳皮質は6つの層からなるコラム(柱)状の構造をもつ。第2,3層は左右脳の交通による言語思考、4,5層は感覚、6層は運動に関するグリア・ニューロンネットワークを構成する。言語思考を行っている脳では第2,3層のニューロンが盛んに連結発火している。4,5,6の大脳皮質の下層部のグリア・ニューロンネットワークに保存されている多様な微細クオリアに直接耳を澄ますには、第2,3層の電気信号の連結発火を止めなければならない。そのままにしていると、それにマスキングされて、微細な感覚・運動のクオリアを感知することができない。グリア=グリア間、グリア=ニューロン間の共振は、メッセージ物質の化学信号を介して行われるため、ニューロンの電気信号に比べて極端に微細な信号であるからだ。高速道路の真ん中で、微細なクオリアに耳を澄まそうとしても大音響にマスキングされて不可能になる。
このため、大脳皮質2,3層を行き交う言語思考の電気信号を最小限にまで抑制する必要がある。声に出して話すことを止めるのみならず、絶えず、無意識裡に立ち上がってくる内語にも注意しその立ち上がりで止める必要がある。古典瞑想でいう「念を継がない」というテクニックだ。この小さな気づきをサティと呼ぶ。サティによって、言語思考を止めたときにだけ、大脳皮質深部で行き交う微細なクオリアに、耳を澄ますことができる。



大脳内の電気信号の状態を示す脳波は、言語思考を行っているときは、一番上のベータ波モードにある。思考を止め、ぼおっとしている状態になるとアルファ波モードになる。瞑想状態でもこのアルファ波モードになることが知られている。
デフォルトモードの発見
従来、この状態の脳はなにもしていない状態と捉えられていたが、近年の脳研究で、この状態では、思考状態よりもより活発な活動が行われていることが発見された。デフォルトモードと呼ぶ。下図では❶マインドワンダリングとして示されている。

思考状態の脳
なにかに集中して思考しているときの脳は前頭前野とよぶ思考野のみが活動している。
瞑想と瞑動
デフォルトモードの脳・瞑想中の脳
マインドワンダリング状態とも呼ばれるデフォルトモードでは、これに対し、運動野以外のほとんどの脳領域が活発に活動し、コミュニケーションを図っている。瞑想中の脳を観察すると、このデフォルトモードになっていることも発見された。脳内のさまざまなクオリアが出会い、<共振創発>によって、新しいクオリアを生むことができる。これが瞑想中に思わぬひらめきや悟りが訪れる根拠だ。
瞑動中の脳
動く瞑想、瞑動中の脳はまだ誰にも観察されていないが、上図のように運動野を含む大脳の全領域が活性化し、異領域のクオリアと異領域のクオリアが自由に出会い、<共振創発>による新しいクオリアの創出がもっとも活発に行われる状態であることは、容易に想像できる。実際、これまでに見たこともないみずみずしいサブボディ=コーボディが塾生のからだからこんこんと湧き出ることによって、立証される。
瞑動とは、古典的な瞑想が閉じてきた動きのチャンネルを開き、全チャンネルのクオリアの出会いをもっとも促進することのできる画期的な方法である。瞑動技法は舞踏やダンスのみならず、あらゆるジャンルの芸術に適用することができる。あらゆる人が創造者になることができる人類史上もっとも重大な発見のひとつである。瞑動は来たるべき静かな生命共振革命の中で、だれもが自分らしい創造者としての生を開くことのできる時代を切り開くだろう。

「からだの闇」をもっと読む

 

舞踏革命 リゾーム リー

印刷版・電子版とも、アマゾンでお求めいただけます。

印刷版 3456円 (574ページ)

アマゾン出版 ペーパーバック版へは、ここをクリック

電子版 1800円

アマゾン出版 Kindle版へは、ここをクリック


この二十年、ヒマラヤで書き続けてきた舞踏論のすべてを一冊に凝縮しました。

「舞踏は、土方巽によって、日本で誕生した。本書は、今や世界的になったその「舞踏」の本質を追究し、自らインドのダラムサラで学校を開いて実践し続けるLee(リゾーム・リー)が、その本質に「生命の共振」があることを発見し、真実、舞踏こそが人類を解放し得る方法であることを示している。その意味で、まさに本書は「革命の書」である
。」

この度、アマゾンでお手軽にお読みいただけるようになりました。 



キンデルのアプリで無料で冒頭部をお読みいただけます。 
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リゾーム・リーの著作リストを見る
 
からだの闇を掘る
 
 Medimotion
 世界生命共振
USA
 
 

舞踏とはなにか・

Gadu Doshin

 

Gadu


- 一日体験コースwith Gadu

Thursday, December 5th, 2019
6:30pm - 9:00pm
Heart of Tao Resonance Art
2322 Garfield St. NE, 
Minneapolis 55418
Fee: $25

Butoh is a contemporary Japanese performance art form that began in late 1950's. Originally started as an anti-establishment, anti-traditional dance theater, Butoh explores the relationship between our mind and body, and it questions our soicety's perceptions of the body and the ideas of "beauty." Though it is considered as a underground art form, Butoh is practiced all over world.

Gadu has been practicing Butoh since 2005. He has studied Subbody Butoh with Rhizome Lee in Dharamsala, India from 2007 to 2012. He became a Certified Butoh Instructor in 2012  from Subbody Butoh Foundation. 

As Gadu's understanding of Qigong and Butoh developed, he realized that Butoh can be taught not only as a performance art form, but as a spiritual practice or moving meditation technique.  Doushin Butoh was created to deepen our understandings of the relationship with ourselves and everything around us. Using physical methods of Subbody Butoh and energetic understandings of Spring Forest Qigong, a Doushin Butoh practitioner will experience everything in the Universe as a form of "Resonance," which one feels as physical sensations.  Being guided by these sensations, the practioner lets his or her body move without restrictions.  

These movements are unique to each body and can help to release physical and emotional blockages in the body.  You can "perform" these movements or simply practice as a healing movement method.  

To register, please complete 
Online Registration Form.

If you have any questions, please feel free to
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初心者向け舞踏ワークショップ
1月23日スタート!

(Click HERE for more information)

What is Butoh?

This video will explain you. (from MNOriginal)

( or try https://youtu.be/PdvFWVcnFI8)

Web extra: https://youtu.be/U4gIPkxNrvY



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Dinish


アントヒルハックス 2019

Date
7-20 Dec 2019
Location
Anteras, Devarayanadurga and iruWay farm, Durgadahalli foothill


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Honza


南インド舞踏研究キャンプ

古参生のホンザが南インドで、舞踏キャンプを開く。

各地で展開されるインド共振舞踏ツアーは、

最終的にここに合流、共同探求を深める。

When: Dec 6, 2019 - Feb 28, 2020

Where: IruWay Farm Durgadahalli, Karnataka, India

The Rural Butoh Research Camp is a place where performers, dancers and other body work oriented creators can experiment with new ways of creating a new kind of beauty.

Away from the city, the traffic and the tourists we discover the simple quiet peace of a small village next to a national forest.

The daily mind gets quiet...

Relaxing, the body reconnects with the subtle rhythms of the natural environment.

The hills, the forest, the caves, the sky, and the weather become our teachers.

There is enough time and space for individual and collective research, play and performance.

This winter the camp is guided by Honza Svasek, a visual artist and butoh performer from the Netherlands and Ivana Indjin, a performer, theater director and expressive technique therapist from Serbia.

There is a limited amount of places and the minimum participation time is one week.


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からだの闇を掘る

 ただいま、『舞踏革命実技編』

ほぼ執筆完了。

この20年間にサイトに書いた記事を統合編集し、

新規に加筆しました。 年内には刊行の予定。

その中から、主な記事を少しずつ紹介していきます。

 
2019年12月1日 

共振塾ヒマラヤ20年の歩み 
   

北インドのヒマラヤ山麓ダラムサラに来て今年で20年になった。
なぜ、ヒマラヤに来たのか。日本にいてはからだの闇に耳を澄ますことができなかったからだ。情報が多すぎて、いのちの声がかき消され、いくら聴こうとしても聴こえなかった。静かな環境の中にいのちを解き放ち、いのちが何を求めているのかに耳を澄ましたかった。

1998年にそれまで住んでいた京都の住居を畳み、それまで作っていたダンシング・コミューンというアーティストのネットワークで知り合った世界中の振付家・ダンサーの友人のつてをたより、世界各国で公演とワークショップの旅を始めた。ほぼ3年で20カ国ほどを回った。その旅の中で訪れたダラムサラの町が気に入った。山以外何もなかったからだ。山腹の土地を30年契約で借り、サブボディ共振塾という舞踏学校を建設した。開校して今年で15年目になる。卒業生は延べ千人を超えた。

ここでは毎朝、からだを見えないなにものかに動かされるにまかせて瞑動し、からだの闇に耳を澄ますことのできる心地よい下意識モードのからだ(サブボディと呼ぶ)になることからはじめる。

古典的瞑想ではからだを結跏趺坐などに固定するが、ここではからだはなにか動かされるままに任せる。瞑動という。意識を鎮め十分に気持ち良い下意識モードになると、からだのなかから、忘れていた意外な動きが次から次へと出てくる。それがサブボディだ。

サブボディは、いつどこでも他のサブボディと連結・分離自在なリゾームなので、ほかのひとと共振してサブボディ=コーボディとして動いたり、一人の動きになったりする。そういういのちの共振だけで踊りを共創するのが、共振塾の特徴だ。

固定的な振付家や演出家の存在は不要だ。そんなものはいのちの持つ無限の創造力に比べれば、限りなく小さい。いのちの創造力をフルに開くためには、個人の力を押し広げすぎないことが重要だ。

舞踏はもともと自我や自己の表現ではない。そんなものを「吐き出す代わりに呑み込んで、岩の目で睨み返す」(『病める舞姫』)、それが土方巽が求めた生命の舞踏だ。

ここでは徹底的に人間を脱ぎ、自己を脱ぎ捨てる。いのちからいのちへ伝わる生命共振舞踏を創出するために、それは欠かすことができない。こんなことは、日本や西欧の情報洪水にまみれた心身では気づくことができなかった。

ただただ毎日いのちに耳を澄まし、「何が一番やりたいんだい?」と尋ね続けて20年。ようやく、日常思考を止め、ただいのちに耳を澄まし続けるという生命共振技法を見出した。それは世界中の誰でもがからだひとつで芸術創造を生きることができるようになる画期的な技法だ。これから世界中に広げていきたい。さいわい世界やインド各地から多くの若者が入学を志願してくるようになった。舞踏やダンスのジャンルを超えてあらゆる芸術分野に広がる<生命共振芸術>、そしてやがては社会運動や世界を変える<生命共振革命>にまで広がっていくだろう。

過去や現在のあらゆる政治運動が成功しなかったのは、自らの自我がもつ内にある階層秩序をそのままにして、それと相補的に支え合う中央集権的な階層秩序をもつ党という概念に縛られていたからだ。外側の国家や宗教が持つ階層秩序を変えるには内側の自我や関係のありかたをリゾームに変える自己革命と世界革命が同時に進行しなければならない。しずかにいのちに耳を澄ますことからはじめる<生命共振革命>だけが、世界を変える可能性を持っている。


「からだの闇」をもっと読む

  2019年11月26日

からだの闇の微細なクオリアに耳を澄ます

情報モードから、耳を澄ますモードへ

ヒマラヤと日本を往還すると、巨大なギャップに突き当たる。

生命クオリアに耳を澄ましている状態と、情報に囚われている状態。ヒマラヤで十年かけて創った状態と、たった一月の日本滞在で陥った状態。

この二つの違いに耳を澄まそう。一体なにが違うのか?いままでわたしは、

日常体とサブボディモードの違いを単純に思考モードから傾聴モードへの移行と捉えてきた。人間であるという状態から生命へ。だが、日本で起こったわたしの脳心身の変化は、そんな簡単なものではなさそうだ。 一番顕著な違いは、受け取る刺激の基本レベルがまるで異なることだ。十年のヒマラヤでの瞑想生活でわたしはあらゆる外部からの情報を遮断し、言語を止め、ただただからだの闇の中のごくごくかすかな生命クオリアに耳を澄ますことに集中してきた。

情報モードのからだ

日本での一ヶ月の滞在中に受けた膨大な情報の刺激は、その生命クオリアに比べて何兆倍も強烈なものだった。それをひとたび受けてしまうと、それまで静まり返っていた脳心身が異様に興奮し、強烈な刺激レベルにだけ反応するようになった。これをさして情報モードのからだと呼ぶことにした。情報モードは、からだの闇に耳を澄ますモードに比べて何兆倍も粗大な刺激レベルにチューニングされている。このチューニングレベルを根本的に何兆分の一まで微細化する必要がある。

微細傾聴モードのからだ

新入生の多くも、情報洪水にまみれる欧米の先進国からくる。日本で情報に被爆されたわたしと同じ状態にあると見ていいだろう。新学期が始まるまで、わたしは情報被爆で火照って興奮した脳心身を鎮静することに務めた。そして、新学期が始まってからまず一週間はとことん静まり返った脳心身状態に導こうとプログラムを組んだ。といっても、考えて創ったのではない。ただただ生命に聴くことにした。毎朝即興で、練習場に降り立ったからだを生徒とともに鎮め切ることに費やした。生命の呼吸、共振タッチ、指圧、秘膜、秘腔、秘関 などかすかなクオリアに耳を澄ますことが自然と中心となった。そのおかげだろう。ほぼ生徒全員が日常体の思考モードではなく、すみやかに下意識に耳を澄ますサブボディモードになった。これまでの年の新学期に比べて、かなり穏やかな始まりとなった。

生命に耳をかたむけることがもっと大事なことだからだ。言葉による細かい指示はその傾聴モードを阻害するのだ。わたし自身が思考を止めることができずに、どうして生徒が思考を止めることができるだろう。できるだけ言葉少なに、できるだけただただ耳を傾けることのできるからだの状態へ、鎮静化すること。これに注力したのがよかったと思う。それと、練習中に言語思考が込み上げてくるタイミングをかなり的確に指摘できるようになった。自分の出番を待つとき、いろいろな判断に囚われやすい。他の生徒の踊りを見ているとき、批評家が出てきやすい。こういう二言論的な思考や判断が出てきそうなタイミングを見計らって、「思考や判断が出てきたら、そっと鎮めること」とタイミングよく促すのがいい。これは自分自身では一日に何十度もやっていたことだが、それをその都度生徒と共有するのがいい。





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 2019年11月26日

なぜ日常体は創造性を失ったのか

頭の中の一本の木

「多くの人が頭の中に一本の木を生やしている」(『千のプラトー』ドゥルーズ=ガタリ)

「わたし」という幻想の木だ。この木から長い「自我という物語」が育つ。「自己同一性」という肯定的クオリアを無限回繰り返す内言語が紡がれる。それがいのちの創造性を阻害していることに気づかずに。

日常思考は、毎日同じクオリアを反復している

日常モードでいるとき、あなたが「わたし=自分」を感じる各瞬間ごとに、無意識裡に自分を支える無数の肯定的なクオリアを呼び寄せ、繰り返し自己の同一性を補強している。それに気づいていますか?

「わたしは大丈夫」、「わたしは強い」、「わたしは優しい」、「わたしは、これについては十分経験を積んできた。」、「わたしは、これについては経験が浅いが、何とかやり切れるだろう.....」、「わたしは....」,「わたしは.....

瞬間ごとにわたしたちはすべての良いクオリアを繰り返し、自我という物語を強化し続けている。そうしないと自分からはぐれてしまう惧れがあるかのように、反復し、確認し、強化し続ける。

日々何千回、何万回も、自分を支える肯定的なクオリアを、無意識に繰り返して、「わたしという一本の木」を育てている。繰り返し支えていないと崩れてしまう幻想だからだ。

ひっきりなしに同じクオリアを反復しなければならないので、そこにはあるクオリアが別の珍しいクオリアと出会って新しいクオリアが生まれる<共振創発>の余地はまったくない。それが、日常意識が創造性を発揮できない最大の理由だ。

「わたし」や自我や自己同一性が、クオリアとクオリアの意外な出会いを阻害してしまっているのだ。

「わたし」という物語から漏れ落ちたもの

稀な、珍しい、意外なクオリアの出会いによる<共振創発>は、自我の外側の下意識、サブボディー=コーボディで起こる。「わたし」という一本の木を支えるために役立たないクオリアは、「わたし」から漏れ落ち、サブボディ=コーボディとしてからだの闇に追いやられる。そこは周縁化され、解離された、稀で、奇妙で、意外で、風変わりで、面白いクオリアの棲家だ。それらのクオリアは、この世界とうまく共振できないクオリアたちだ。たった一度だけ経験しかけて、この世に受け入れられないことを知って、そのクオリアを二度と繰り返すことのないまま、からだの闇の奥深く沈み込む。だから、サブボディ=コーボディに出会うには、

1.うまく共振できなかったクオリアを探る。

2.一度も繰り返されたことのないクオリアを見つける。

3.それが嵩じて、こわばりや凝結、癖、心身の不自由などの<癇のクオリア>に変成してくぐもっているもの。

この三点を重点的に探ることがとりわけ重要だ。

サブボディと日常体との分岐点をつぶさに観察して、ようやくこの解に出会うことができた。土方巽が収集した多くの癇のクオリアをからだに落としているうちに、その共通点が自然と体に染み込んできた。

ドゥルーズもこの理解を助けてくれた。

「まだ一度も反復されたことのないもののなかに、未来の創造の可能性が埋まっている。」(『差異と反復』)

ドゥルーズは、「わたし」や自我や同一性が、無限回同じものを反復して着用していることを鋭く見抜いた。それらは着古されたものばかりでなっている。新鮮なものはそこには何もない。日常体が創造性から疎外されているのは、同じものを反復しているからだ。彼は、なぜ日常体が芸術や創造から疎外されているのかの理由を解明した。わたしもからだの経験から分かっていたことだが、これを読むまで、論理的には説明できなかった。ドゥルーズ、ありがとう。

同じクオリアを反復していることに気づけば、ただちに停止することだ。 人生は短い。同じものを反復し続けて歳をとってはたまらない。いっときもその繰り返しに陥るのを止め、上記三点に耳を澄まし続けることだ。24時間下意識モードになって耳を澄まし続ける。 これが日々創造性にあふれた人生を送る極意だ。
土方は下意識のからだになりこみ、癇のクオリアを発見した。ドゥルーズは日常体を批判し続けることで、この解に至った。 思えば両者と格闘し続けて半世紀が経った。 そしてようやく両者が一つになった。どちらも人類に新しい創造をもたらそうとしたものだ。つながっているのは当然だ。
だが、そのつながりの論理を見出し、共振によって一つになるのを発見し実践し続けているのは、わたしたちがはじめてだ。



 世界生命共振
Japan
 
 
 

Kiyoko and cobody


ドリームキャッチャー


高砂舞踏協同組合 秋公演

10月6日 日曜日
高砂市文化会館 展示室 高砂町朝日町1ー2ー1

ドリームキャッチャーⅢ
高砂BUTOH協同組合 2019年 秋公演.
出演 きよこ 、マサト、 登紀 、ひろみ

楽座 月ゆめ 山本公成・ほしこ
連絡先 山本きよこ 09−496−2494
butohky@gmail.com


サブボディ出版
 

舞踏革命 リゾーム リー

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電子版 1800円

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第三版のためのまえがき

舞踏は革命である。

 舞踏は、人々の日常に囚われた狭い美意識を破り、人々にとって常軌を逸したと思われる新しい<美>を発明する。

 それが可能なのは太車は、いわゆる現代の「人間」という殻を脱ぎ、そして「人間」に囚われない<いのち>になって、からだの闇を探るからである。からだの闇には、日常世界とうまく共振できないクオリアが無限に潜んでいる。

 日常の人格の影に隠れたいわゆるユングの「影」や、サリバンのいう「ノットミー」、フロイドがいう「劣等人格」たちが息を潜めて棲息している。また、ユングのいう集合的無意識域には、人類史の遺産ともいうべき「元型」イメージが刻み込まれ、それよりさらに深い「祖型」領域には人間になる以前の生きものであった時代のいのちの原生的なクオリアが、とりわけ世界とうまく共振できなかった、土方巽のいう<癇>のクオリアが無数に潜んでいる。

 二元論的な思考や判断や情報に囚われた日常意識には、それらを思い出すことさえできない。

 だが、サブボディ生命共振舞踏は、それら忘れ去られたクオリアを取り戻す方法を発見した。それが、<瞑動(動く瞑想)>である。

 情報から隔絶された静かな場所に座って、からだの闇に耳を澄ます。すると、わたしたちのからだを構成する百兆個の細胞のいのちが環界や内界のあらゆるクオリアと微細に共振し、それらによってわずかに動かされていることに気づく。その生命共振のクオリアに従って、からだが思わぬ方向や姿勢に動かされているクオリアに従う(。クオリアとは細胞のいのちの生命共振そのものである。)できるだけ心地よいリズムや速度を見つける。心地よいゆらぎに浸っていると、やがて、日常意識は鎮まり、下意識モードのからだ(サブボディ)になる。サブボディとして心地よく動かされているうちに、全身の細胞に刻み込まれている生命記憶のクオリアがからだの動きのクオリアと共振して新しいクオリアが生まれる。それが>共振創発>による新しいクオリアの創生である。

 この方法によって、サブボディ共振舞踏技法は、20年かけていのちの無限の創造性を開くことに成功した。そして、舞踏の創始者・土方巽もまた、同じ方法によってからだの闇を毟りながら掘り進めていたことも分かった。

 土方はいつも口癖のように、踊り手たちに、「人間の条件をすべて捨てることだけは忘れないでくださいよ」と念を押していた。

舞踏とは、現代の人間が囚われているあらゆる条件を脱ぎ捨て、純粋な<いのち>になる革命なのだ。

 <いのち>になると、「人間」が忘れ去った<他の人の苦しみや問題をわがこととする>生命共振の根幹に立ち返ることができる。

 自然破壊といのちの荒廃が進む現代、わたしたちにとって最大の問題は、<いのちのつながり>を忘れ去っていることにある。、人間がもういちど<いのち>になることによって、現代の地球の問題を根本的に解決する道が透明に見えてくる。

 舞踏とは、これから始まるであろう<生命共振革命>のさきがけであった。今後それは<生命共振芸術>としてあらゆる分野の芸術や社会活動の場に広がり、世界中の<いのち全体の問題をわがこととする>ことのできる人々によって地球的な規模の<生命共振革命>に深化・発展していくだろう。

 

2019年11月1日

 

リゾーム・リー


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2019年9月27日

非常にまれな写真!

わたしのフェイズブックフレンド数が5000を超えてしまったので、
整理しなければと、友人登録されているひとびとのページを閲覧しているとき、
懐かしい写真に出会った。
驚いたことにインド人の青年のページだった。
こんな奇遇な出会いはそうそうあるものではない。
わたしはすぐに友情を表明するメールを送った。

小さな贈り物

彼には友情の記念としてわたしの新著”Pranctice Guide for Butoh Revolution"のサンプル版を贈った。そこにはフーコーとドゥルーズから学んだことのほとんどすべてが記されているからである。
舞踏の世界ではまだ気づかれていないが、フーコーの予言した「人間の死」、
ドゥルーズの『千のプラトー』をはじめとする<成込み>(日本語では生成変化と訳される場合が多い)や自己、「わたし」超えていくリゾームの思想は、土方舞踏と同時代的に共振して生まれたものだ。驚くほどの共通点が多い。

もし、これに興味がある方はメールをお送りください。
彼に贈ったと同様、小さな贈り物をお届けします。

残念ながら、今はまだ英語版しか出版されていません、
引き続き日本語版の編集にも取り掛かっているが、
英語版の500ページに対して、日本語版の記事はその二倍の1000ページを超える。20年間にいろいろ曲がりくねりながら変遷してきた思想や技法の整理に
かなりの時間がかかりそうだ。

もし英語版に興味のある方は次欄の記事を御覧ください。
いまなら出版記念価格の格安でキンデルE-book版を入手することができます。


subbody@gmail.com




Read more "Sink into the darkness of the body".

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Practice Guide for Butoh Revolution

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464 pages


| パメラとベルティ 
生命共振を世界に!
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2011-2016www.youtube.com/
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2010以前
www.youtube.com/
subbodycobodybutoh


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